フランソワルトン Francois' Leaf Monkey
フランソワルトンはリーフィーターと呼ばれる木の葉を主食とするサルの一種です。ズーラシアには3種のリーフィーターが展示されています。3つの展示舎は並んでいますので見比べることも簡単です。フランソワルトンという名前は 「中国のフランス領事であったフランソワ氏が中国南部で毛皮の標本を発見し西洋に紹介したことからこの英語名がつけられたようです 」との事です。ルトンとはマレー語で 「葉を食べるサル 」 の意味。つまりフランソワ氏が発見した葉を食べるサルということです。
網を西向きに見る事になるので日差しが強いと網が反射して見にくいです。フランソワルトンの側からも逆光なので人間が見にくいのでしょう。そのあたりがこの方向に展示した狙いなのでしょうか。樹の陰を利用すると少し見やすくなります。
フランソワルトンが舎の中を飛び回る様子を写してみましたが、動きが早いですね。まあ元気な事は良いことです。
黒いからだにほほのあたりの白いポイントが特徴です。尻尾もすごく長いのですが、木の上でのバランスをとるのに大切な役目をしているそうです。ネズミは尻尾が長いので高いところを渡れるがハムスターは尻尾が短いのでバランスがとれず高いところは苦手と聞いたことがあります。
フランソワルトンの赤ちゃんの毛の色は金色に近い茶色です。目が大きいのは子供らしいですが、アゴヒゲはもう立派に生えています。
フランソワルトン Francois' Leaf Monkey
- 学名:Presbytis francoisi francoisi
- 分類:霊長目 オナガザル科
- 分布:ベトナム北東部から中国南部の一部
- 生態:河川に面した石灰岩山地や険しい岩山のある森林に棲む。群れは1頭の雄に対し、複数の雌とその子どもからなり、子どもは黒い尾を除いて全身オレンジ色だが、成長とともに親を同じ毛色になる。
- 食べ物:木の葉
よこはま動物園ズーラシアのプレートより転載
確か何か声を出していたような気もするのですが、どうだったかな?
私の事が嫌いだったのかも。
ポイント
サルの仲間では割と愛想がない気がします。仲間がたくさん居るので寂しくないのかも知れません。黒く光り輝く体はなかなか鑑賞にたえます。白いヒゲに見える毛で君はすぐに覚えられます。
フランソワルトン Francois' Leaf Monkey
- ★★★☆☆ パフォーマンス
- ★★★★☆ 可愛さ
- ★★★☆☆ 見やすさ
- 網が太陽に反射して白く光るけれど、中が明るいので特に見にくい事はありません。
by Explorer よこはま動物園ズーラシア