カンムリシロムク Rothschild's mynah
カンムリシロムクは目の周りがブルーで白い羽を持つ清楚な鳥です。スズメより一回り大きいくらいの小さな鳥ですが、生息地のインドネシアでは生息数が激減して、ズーラシアで繁殖したものを贈るという事業もしているそうです。
飼育のオリではパラワンコクジャクと同居 していますが、パラワンコクジャクは上部へは飛び上がらないため、カンムリシロムクは上部を飛び回っています。
エレベーターもついている為、2階へは車椅子でも簡単に上れます。
冠を左右に広げたカンムリシロムク。
カンムリシロムクは2階に上がったほうが良く見えますし、
鳴く声も聞けたりします。本当にブルーと白の対比が綺麗な鳥ですので、一度見たら誰でも引かれてしまうはずです。そのあたりが乱獲で激減してしまった一番の原因でしょう。
カンムリシロムクを見るために2階に上ると、このようなベランダになっています。左手がカンムリシロムクの展示場。右手は少し遠いですがインドゾウの展示場が見わたせます。
インドゾウの方向から見たカンムリシロムクの2階ベランダ。(中央左手) インドゾウが水浴びをしていれば、絶好の見学場所なんですが、まだ見た事はありません。
ベランダの奥にはこの様なガネーシャ像。ゾウの頭を持つ像なのですが、皆が触っていくらしく、額のところがテカテカに光っています。
左上には横浜動物の森公園(ズーラシアの正式名称か?)が都市公園コンクール造園部門で受賞した建設大臣賞の盾が。そんなコンクールがあったのも知りませんでしたが、どんな賞でも受賞する価値のある施設だと思います。
その後、ふと見ると 「横浜動物の森公園」 と入口にばっちり書いてありました。ズーラシアは公募で選ばれた通称でした。
Yokohama Dobutsu-no Mori Park だそうです。
目の周囲のブルーと純白が美しいカンムリシロムク。
カンムリシロムク Rothschild's mynah
- 学名:Leucopsar rothschildi
- 分類:スズメ目 ムクドリ科
- 分布:インドネシアのバリ島北西部
- 生態:かつてはバリ島の低地の熱帯サバンナに住んでいたが、現在はパラト自然保護区の一部にしか棲んでいない。繁殖期にはつがいで行動し、時折、頭の冠を逆立てるディスプレイを行う。雨季に樹の穴に枯れ枝などを集めて巣を作り、雌雄で子育てを行う。
- 食べ物:昆虫、小動物、果物、木の実
よこはま動物園ズーラシアのプレートより転載
ポイント
大きなゾウの次に小鳥を見るのも中々。夫婦で仲良く子育てをするそうなので、知って見るとほほえましいかも知れません。
カンムリシロムク Rothschild's mynah
- ★★★☆☆ パフォーマンス
- ★★★★★ 可愛さ
- ★★★★☆ 見やすさ
- 網が北向きのため見上げると太陽が網に反射して非常に見にくいです。2階に上がれば上部に屋根があるので、西向きにもかかわらず太陽の反射は無く、小さな鳥ですがとても良く見えます。
by Explorer よこはま動物園ズーラシア