愛宕神社の池には小船も浮かんで庭園の情緒たっぷり。桜の時期には花びらが池に浮かんで桜池になる。
人が池を覗き込むと無数のコイが寄って来てパクパクと口を開け始める。桜の花びらが口に入って餌が食べにくいのではないか。
別の角度から小船に近づいてみると右手に立て札。
「あぶないですから舟にのってはいけません」 とあったが、閉め切りによって舟のところまでは行けなかった。
児盤水(こばんすい)小判水の滝
昔この愛宕の地に児盤水(又は小判水)お云う霊験あらたかな名水が湧き出ていました。承平三年平将門の乱の時、源経基と云う人がこの児盤水で水垢離をとり愛宕様に祈誓をこめ神の加護により乱を鎮めたと云うことが旧記にのっています。然し現在では昔を偲ぶものとてありません。幸い都心に聳え立つ緑の名跡愛宕山にゆかりも深い児盤水の名をとどめ昔を偲び東京の新名所としてご参詣の皆様に神のお恵みと心の安らぎを得ていただければ幸いと存じます。昭和51年如月 宮司 松岡岑男
愛宕神社の解説板より
児盤水(こばんすい)
おっ、児盤水の湧水か? 池にエアを入れているみたいです。チューブが見えますからね。
こちらも鳥居の先に小さな滝が落ちています。かつての児盤水(こばんすい)もこんなだったんでしょうか。
ズームインするとこんな感じです。水量が多いので山上でこんな湧水が出ていたわけもありません。
池の横には弁財天が祀ってあった。鳥居横の石碑には 「愛宕山弁財天社」 奉納 野澤伝次郎 の文字が見える。
弁財天社
祭神市杵島姫命慶長15年安芸の厳島より勧請され音楽、財宝、弁財の守護神です
社殿両壁には篤志家自筆奉納の昇竜降竜があります。
愛宕神社弁財天社の解説板より