プレゼンテーションそのⅠ(1) 日本現代歌曲の夕


1968年12月23日(月)
東京文化会館小ホール
主催:音楽文化協議会
ソプラノ 松浦律子  ピアノ伴奏 川口耕平


プ ロ グ ラ ム
1.松平頼則 曲 〈古今集〉源 当純 歌〈谷風に〉他
2.浜口正二 曲 三好達治 詩 〈かよわい花〉他
3.石井 歓 曲 中田浩一郎 詩 〈別 れ〉
4.石田一郎 曲 中田冬二 詩 〈梨の花とお寺の奥さん〉
5.松葉 良 曲 松葉 良 詩 〈忘れられた季節より〉
6.佐藤敏直 曲 永井和子 詩 〈鶴よとべ〉
7.柴田南雄 曲 中原中也 詩 〈朝の歌〉
8.石井五郎 曲 一戸謙三 詩 〈煙 草〉他
9.中本寸節也 曲 津村信夫 詩 〈小 扇〉他
10.伊藤隆大 曲 大木惇夫 詩 〈余白にしるす秋〉
11.塚谷晃弘 曲 北川冬彦 詩 〈田園小景〉
12.清瀬保二 曲 郭 沫若 詩 〈巣を失った雀〉

 プレゼンテーションの第1回の演奏会は、1968年12月23日「日本現代歌曲の夕」として東京で開かれ、日本の現代作曲家12人一松平頼則、浜口正二、石井歓、石田一郎、松葉良、佐藤敏直、柴田南雄、石井五郎、中村範也、伊藤隆太、塚谷晃弘、清瀬保ニーの作品が歌われた。

 第1回の作品には、日本の土壌で培われた伝統的な語法を現代的感覚でどう生かし、どう発展させるかという問題がとらえられている。プレゼンテーションがスタートした意味もここにあった。

田村 一郎