矢作港と黒崎の鼻


三戸浜の北半分は道が行き止まりになるので、道なりに三田浜中央部の道を山側に入っていく。

緩い上り坂で車の往来も少ない。


坂道の途中の谷間には長く続くアシ原が見えた。葦は沢山見えたが、考える葦の姿は見えなかった。


高台に上ると一面の三浦だいこん畑の中を進むことになる。入り組んだ地形の中で畑だけは正確な直線の区画で出来ている。


三浦市の三浦市消防団第11分団詰所のところで左に海に向かって進んで見る。


小さな港に出てゲートも開いている。おそらく矢作漁港という名だと記憶しているが、常に人気が無い状態が続いていて周囲も開発途中の様なので将来は変化があるのかも知れない。今のところ漁港は水路で半分に分断されていて橋はある筈なのだが、立ち入りが出来ず通行は出来ないようなので延々と国道134号まで戻って回るしかない。


ここで行き止まりになる。柵の中には何艘かの小型漁船が置いてあるが生活の匂いは少なかった。徒歩であれば左の草むらを入っていけば磯に出れて黒崎の鼻まで歩いて行ける。ここで国道まで戻ることにする。


国道134号線に戻って葉山方面に進み水路を渡った後再び海に出る事にする。


矢作入口バス停の横に「荒崎・潮騒のみち」 の道標が建っていて解説板もそばに立っていた。

神奈川県では17コースの内の3番目のコースという。

関東ふれあいの道


関東ふれあいの道は、一都六県を巡る自然歩道です。沿線の豊かな自然にふれ名所や史跡をたずねながら、する里を見直してみませんか。
荒崎・潮騒のみち
このみちは県内17コースのうち3番目のコースで矢作入口バス停(三浦市)から和田長浜海岸に出て海岸づたいに荒崎までは海とのふれあいを十分に楽しむことができます。そこからは市道を海岸沿いに進み、長い漁港を経て国道134号線の少年工科学校前バス停までの全長7.7kmの道のりです。
見所には和田長浜海岸、荒崎、長井漁港などで、付近には円徳寺や長井海の手公園「ソレイユの丘」 があります。
なお、磯や岩礁では特に高波に足元に十分注意して歩いてください。

神奈川県自然保全センター 解説板より


こちらは先ほどの矢作港?の右堤防の外側にある船揚場があった。岩場と護岸で囲まれた小さな漁港で名前は不明。堤防の先の海に突き出た磯は黒崎の鼻。


和田長浜海岸の方に出てみたが砂浜になっていてこれ以上は進めないので山を越えて先を急ぐ事にする。和田長浜海岸は岩場を含めても1kmほどの小さな海岸なので徒歩ならば簡単に横切れる。