城ヶ島大橋
三崎漁港の天然の防波堤になっている城ヶ島は、北原白秋の詩で有名な叙情の島です。島の発展のために、従来の渡し船にかわって三崎と島を結ぶ城ヶ島大橋が昭和35年4月に完成しました。
城ヶ島大橋は、全長575メートル、幅7メートルの車道、その両側に幅2メートルの歩道があります。橋の海上部分の長さは235メートル、当時最長であり、わが国初の本格的な鋼製の橋で、箱形の橋けたを用いて軽量化をはかり、高度の技術を用いて20トンの重量にもたえるようにしてあります。
また、橋脚の海面からの高さは22メートル、海面下は18メートルで安定度の高い構造で千トン級の船がこの下をたら航行できるボックス、ガータ式の橋としては東洋一を誇っております。使った鋼材1,000トン、セメント5,300トン、工費7億円でありました。
この橋上からの眺望は、三浦市の新しい名所となりました。特に、ここから望む房総半島からの日の出を、伊豆半島に沈む夕陽を背にした富士山は、天下一とうたわれております。
三浦市解説板より
駐車場前から城ヶ島大橋越しに今来た三崎を眺める。
城ヶ島大橋の橋げたをくぐって行くと城ヶ島漁協の漁港がある。対岸の三崎側と含めて三崎港という事らしい。漁船は城ヶ島周辺の沿岸漁業用の船ばかりなのだが、遠洋漁業の冷凍庫や加工場が沢山あって三崎側と事業は一体化している。