城ヶ島大橋を渡る



城ヶ島大橋の入口、料金所。普通乗用車が150円。軽自動車は50円とリーズナブル。帰りは無料なので入島料といったところ。自転車は歩行者と同様に無料で通行できる。橋の長さは575メートルなので徒歩でも10分あれば十分渡れる。


城ヶ島は東西に細長い形で1平方キロ足らずの狭い面積ながらも600名程の人口がある。標高30メートルの平坦な台地が広がり平地が極端に少ない。 三崎に面した北岸は殆んどが埋立地である。一口豆知識。


城ヶ島大橋から下を見るとちょっと怖い。歩道は広いのでゆっくり歩いて渡れる。


城ヶ島大橋の城ヶ島側の橋上に立つ小川清彦作 「島の娘」 島の娘はウミウと一緒に濡れた髪をとかすといったところだろうか。島にはこんな娘がいるのかも知れないと期待をもたせる、山と海の両方の魅力がある城ヶ島の雰囲気だ。


城ヶ島大橋を渡りきってスロープを回って降りるとスロープ内は駐車場になっていて道の前にはお土産やさんが並んで観光地である事を感じさせている。

駐車場の芝生に城ヶ島大橋の解説があった。

城ヶ島大橋


三崎漁港の天然の防波堤になっている城ヶ島は、北原白秋の詩で有名な叙情の島です。島の発展のために、従来の渡し船にかわって三崎と島を結ぶ城ヶ島大橋が昭和35年4月に完成しました。
城ヶ島大橋は、全長575メートル、幅7メートルの車道、その両側に幅2メートルの歩道があります。橋の海上部分の長さは235メートル、当時最長であり、わが国初の本格的な鋼製の橋で、箱形の橋けたを用いて軽量化をはかり、高度の技術を用いて20トンの重量にもたえるようにしてあります。
また、橋脚の海面からの高さは22メートル、海面下は18メートルで安定度の高い構造で千トン級の船がこの下をたら航行できるボックス、ガータ式の橋としては東洋一を誇っております。使った鋼材1,000トン、セメント5,300トン、工費7億円でありました。
この橋上からの眺望は、三浦市の新しい名所となりました。特に、ここから望む房総半島からの日の出を、伊豆半島に沈む夕陽を背にした富士山は、天下一とうたわれております。
三浦市解説板より


駐車場前から城ヶ島大橋越しに今来た三崎を眺める。


城ヶ島大橋の橋げたをくぐって行くと城ヶ島漁協の漁港がある。対岸の三崎側と含めて三崎港という事らしい。漁船は城ヶ島周辺の沿岸漁業用の船ばかりなのだが、遠洋漁業の冷凍庫や加工場が沢山あって三崎側と事業は一体化している。