荏田宿
鍛冶橋を渡り左折するとすぐに小さな公園があり荏田下宿の庚申塔があります。
ここが荏田宿の入り口となります。
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もう少し近寄って見ました。
正面から見ると石の丈夫な土台が使われている事がわかります。
隙間から中を覗くとこんなになっていました。
御花も中に飾ってあるなんて大切にされているのだと感心しました。
いわれ(由来)
この庚申塔は、その昔寛政5年(西暦1,793年)徳川時代中期に荏田村下宿の婦人達によって建てられたもので当時盛んだった庶民信仰の一つに疫病、厄払いの為60日ごとの庚申(かのえさる)の日に講中の人(女)が集まって眠らずに祈願し、一夜を過ごす風習(ならわし)があったそうです。
ここは昔栄えた大山街道の道筋で江戸を発(た)った旅人の一日目の宿場の入口でもあり道標(みちしるべ)としても親しまれてきました。又、交通安全、幼童安穏(あんのん)の神をしても知られ遠方から訪れる人もあります。本年下宿講中の仲間が集まり昔を偲び心のよすがにもと古びた祠(ほこら)を改築いたしました。
平成6年11月 下宿庚申講
庚申講横の案内パネルより
荏田宿の通り。今は特に商店も宿屋もありません。
結構車の通りは多いですが静かな住宅地です。
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246号線に出る直前右手に荏田宿の常夜燈が残っています。
普通の民家の庭にお邪魔する形で置かれています、
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横浜市地域史跡 荏田宿常夜燈と書いてあります。
一般住宅のお庭ですので画像処理をしています。
ちょっと人の家を覗く感じで申し訳ないのですが工夫して写しました。
住まわれている方の広い心がわかります。
荏田宿常夜燈
横浜市地域史跡
荏田宿常夜燈
平成元年12月25日登録県北を通る公道矢倉沢往還(やぐらさわおうかん
大山街道)は東海道の裏道にあたり、大山参詣の信仰の道でもありました。荏田は長津田とともに、江戸初期から宿駅に指定されていました。当時の宿の繁栄を語るものとして常夜燈が残されています。
総高 230cm。中台に「秋葉山」、竿に「常夜燈」と刻まれ、文久元年(1861)に建立されました。秋葉講の案内宿に建てられたもので、宿中を初めとして、神奈川宿・市ヶ尾村などからも寄付をあおぎました。
平成2年3月
横浜市教育委員会
常夜燈横の案内パネルより
中宿とある常夜燈。こんな立派な常夜燈。
私だって置けるものなら家に一つ欲しい。
246号線との交差点です。荏田宿はまだ続きます。
信号を渡り直進します。
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246号線を横切ってすぐに次の交差点に出ます。
ここを左折すると荏田本通り。
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ここで、道筋から少し外れるのですが荏田宿公園と名づけられた公園があります。
先程の信号を左折せず右折して300m程で行けます。
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名前が荏田宿公園と付けられているだけで特に記念物等はありません。
さて荏田本通りに戻ります。荏田本通りは交差点を左折してから300m程続きます。
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246号線と合流して荏田本通りは終わります。
車が多くて嫌ですがこの先100mほど246号線の右歩道を歩きます。
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