大山街道ふるさと館


大山・江の島・鎌倉詣で
府中街道との交差点から100m弱ほど進むと大山街道ふるさと館があります。
ここには様々な資料や大山詣での盛んだった当時の庶民の持ち物なども
展示されています。
Map

大山・江の島・鎌倉詣で
ふるさと館の前に置いてある大山街道道標。
もともとは府中街道との交差点にあったもの。

大山道の道標

大山道は、江戸時代、赤坂御門を起点にして多摩川を「二子渡し」でわたり、溝口を経て、相模・駿河方面に通じていました。途中、矢倉沢の関所をとおるので、正式には矢倉沢往還といいますが、江戸から大山までは大山阿夫利神社の参詣で賑わいましたので、むしろ大山通の名で親しまれてきました。
一方、府中方面にむかう府中道は、多摩川の右岸に沿って通じ、東海道川崎宿と甲州街道八王子を往来する人々や高幡不動金剛寺(日野)への参詣路として利用されました。
この道標は、文政12年(1829)、その大山道と府中道が交差する角に建てられたものです。
(現在地より北方25mほどの位置)

〔銘文〕
(正面) 是ヨリ北 高幡不動尊道 南川崎道
(左側面) 西 大山道 文政12丑年三月吉日
(右側面) 東 青山道
(裏面) 北 登戸ェ一リ大丸ェ二里リ高幡ェ二リ 日野ェ十町余八王子ェ二リ 願主江戸 大田氏

大山街道ふるさと館前の道標上の案内プレートより

大山・江の島・鎌倉詣で
大山街道ふるさと館入ってすぐのエントランス。

大山・江の島・鎌倉詣で
大山街道ふるさと館の展示室。
江戸マニアには興味深いものが沢山展示されています。

大山・江の島・鎌倉詣で
現在の246号線と江戸時代の大山街道との違いを
赤坂御門から大山まで説明したマップ。
私も、このマップをもとに歩きました。



大山・江の島・鎌倉詣で
ふるさと館に展示してある「鎌倉・江ノ嶋・大山 新板往来双六」

このスゴロクでは日本橋を出発。戸塚まで東海道を歩き戸塚からは鎌倉街道。 極楽寺から江ノ嶋道、江ノ島の後は田村通り大山道を歩いて大山参詣。 参詣後は矢倉沢往還で日本橋に戻るというこのページとは逆のコース。