しばらくすると二又に出る。立て札が立っているので右の道、鎌倉天園の方角に向かう。瀬上市民の森と氷取沢市民の森の境を進むことになる。
道の端に金属プレートの解説板があった。
武蔵と相模の国境 鉄の道
この尾根道はその昔、武蔵野の国を相模の国の国境の一部で、「たたら師」(昔、鉄をつくっていた職人たち)が通った道でもありました。
たたら 昔の人は「たたら」という製法をつかい、木炭を混ぜた砂鉄を粘土でできた炉で熱して溶かし、鉄をつっていました。円海山のまわりでも古い「たたら」の遺跡がいくつか発見されています。
道端の石仏たち ハイキングコースを歩いていると石仏たちがあります。昔の人たちはどんな思い出この道を歩いていったのでしょう?
道祖神 峠・村境・道端で悪疫の進入を防ぎ、旅人を安全に導く神として古くから信仰されてきました。
馬頭観音 昔は馬は農作業や運送などに欠かせないものでした。人々は死んだ馬の供養塔を建て馬の安全と成長を祈りました。
庚申塔 中国かた伝わった「庚申信仰」 は、江戸時代にその地の風習と結びついて広まりました。信仰の対象として各地に塔が建てられました。
市民の森の解説板より
かながわの美林50選 円海山周辺の森
と書かれた石柱。木製っぽいがコンクリート柱。たぶん芯には鉄柱も入っているはず。
この場所には右に入る道もある。漆窪休憩所、瀬上池と書かれた立て札があるが今日は大丸山への先を急ごう。