横浜市最高峰大丸山登頂04 鉄の道



いっしんどう広場に戻ると関東の富士見百景が待っていた。
関東の富士見百景に選定されました。
富士の見えるまちづくり
「関東の富士見百景」は、富士山への良好な眺望を得られる地点を選定し、周辺の景観の保全や活用への支援を通じて、美しい地域づくりの推進を目的に、国土交通省が実施したものです。
このサインは、横浜開港150周年を記念して設置しました。
強力:栄さとやまもり会
設置:栄区役所


さすがに富士山は望めなかったがいっしんどう広場からの景色は美しかった。小柄な人は手前の山が窮屈で印象が変わりそうだ。私もあと1メートルは身長が欲しいところ。


いっしんどう広場から大丸山への道に入る。このあたりはまだ道幅が広い。


しばらくすると二又に出る。立て札が立っているので右の道、鎌倉天園の方角に向かう。瀬上市民の森と氷取沢市民の森の境を進むことになる。


道の端に金属プレートの解説板があった。


武蔵と相模の国境 鉄の道


この尾根道はその昔、武蔵野の国を相模の国の国境の一部で、「たたら師」(昔、鉄をつくっていた職人たち)が通った道でもありました。
たたら 昔の人は「たたら」という製法をつかい、木炭を混ぜた砂鉄を粘土でできた炉で熱して溶かし、鉄をつっていました。円海山のまわりでも古い「たたら」の遺跡がいくつか発見されています。
道端の石仏たち ハイキングコースを歩いていると石仏たちがあります。昔の人たちはどんな思い出この道を歩いていったのでしょう?
道祖神 峠・村境・道端で悪疫の進入を防ぎ、旅人を安全に導く神として古くから信仰されてきました。
馬頭観音 昔は馬は農作業や運送などに欠かせないものでした。人々は死んだ馬の供養塔を建て馬の安全と成長を祈りました。
庚申塔 中国かた伝わった「庚申信仰」 は、江戸時代にその地の風習と結びついて広まりました。信仰の対象として各地に塔が建てられました。
市民の森の解説板より


かながわの美林50選 円海山周辺の森
と書かれた石柱。木製っぽいがコンクリート柱。たぶん芯には鉄柱も入っているはず。


この場所には右に入る道もある。漆窪休憩所、瀬上池と書かれた立て札があるが今日は大丸山への先を急ごう。