弁天堂と弁天池


等々力渓谷を行く
等々力不動尊を後に再度谷沢川にかかる利剣橋に向かって戻ることにする。すると、石段を降り始めてまもなく左への案内板が見えた。
明王台 弁天池 児童遊園 と記してある。そこで立ち寄って見ることにした。

等々力渓谷を行く
左の小道を入ってすぐに左手に赤い小橋が見えたので降りて近づいてみる。すると橋の手前に朽ち果てそうな解説板がかろうじて立っていた。

必死で読み取ると以下のように読み取れたが一部読めない箇所もあった。

弁天堂

等々力渓谷を行く
本尊弁財天は仏法の外護の女神胎蔵曼荼羅金剛院に住す人の福智を増し寿命を延べ自由な弁才を保させ災厄を除くをその徳とする。
弁財天と稱するには仗に財宝と名誉を与えるその徳に依るもと
水神の故に多く河岸島に祀る、当堂もその形式に従っていて
池を弁天池、島を弁天島と稱
等々力不動尊
滝轟山 満願寺別院


等々力渓谷を行く
弁天池にかかる橋の先には弁天島と弁天池がある。
等々力渓谷を行く
もっとも、弁天池にもほとんど水は張られておらず忘れ去られた場所のようであった。弁天島と弁天堂はちょっと見つけにくい場所にあって、せっかくの弁天池と弁天堂が残念な気がした。


この一体は桜の季節には多くの花見客が訪れる。敷物や宴会は禁止なので散策だけだが、他の春の花も咲いていて、いつもとは違う華やかな雰囲気に変わる。