等々力渓谷第3号横穴古墳


等々力渓谷を行く
等々力渓谷第3号横穴古墳の案内板にそって歩いていくと、等々力渓谷で見られる野鳥の案内板があった。
一応記しておくと、ハシブトガラス、オナガ、シジュウガラ、キジバト、ツグミ、コゲラ、アオジ、メジロ、スズメ、ウグイス、ジョウビタキ、ヒヨドリ、ムクドリ、キセキレイが写真つきで紹介されていた。
これ以外に見られる野鳥として、コサギ、カルガモ、コジュケイ、キジ、ツバメ、ハクセキレイ、モズ、ルリビタキ、アカハラ、キビタキ、シメ、ハシボソガラス、ワカケホンセイインコが記されていた。
カルガモとキジバト、キセキレイは当日の短い滞在中にも確認できた。

等々力渓谷を行く
等々力渓谷第3号横穴古墳の案内板があって古墳内の様子を描いた絵とともに解説がしてある。

等々力渓谷を行く
解説板の絵を拡大してみよう。入り口をガラスでおおっている以外は、ほぼ当時の状態のまま保存されているとの事である。

都史跡 等々力渓谷第3号横穴

等々力渓谷を行く
等々力渓谷の周辺では野毛大塚(玉川野毛町公園内)、御岳山、狐塚(きつねづか)などの古墳群が造られた後、古墳時代末から奈良時代(7~8世紀)にかけて横穴群が造られるようになります。
等々力渓谷横穴群は野毛地域の有力な農民の墓で、これまでに3基の横穴が調査され、現在は3号横穴が完全な形で残っています。
横穴は谷間の崖地に横に穴を掘って造られていて、玄室(げんしつ)と羨道(せんどう)で構成されています。泥岩(でいがん)の切石(きりいし)でふさがれた玄室の床には川原石が敷かれ、三体の人骨とともに1対の耳環(じかん)(イヤリング)と時が副葬(ふくそう)されていました。その前面には斜面を切通して造られた墓道(ぼどう)が延びています。ここには土器が供えられたり、火を焚いた跡があり、墓前祭(ぼぜんさい)が行われたことがわかります。
1989年3月
世田谷教育委員会


等々力渓谷を行く
等々力渓谷第3号横穴古墳はほぼ完全な形で残されているが、前面は小さなガラス窓で覆われているが近づいていくと穴の内部に照明がついて内部が明るく見えるようになる。

等々力渓谷を行く
前面のアクリル部分には撮影用の小窓が開いていてレンズを差し込めば反射なしで撮影できる。

等々力渓谷を行く
穴の横に内部を解説した石版が設置されていた。


等々力渓谷を行く
さらに進むと「等々力渓谷第2号横穴跡」と記された石漂が。

等々力渓谷を行く
そして、「等々力渓谷第1号横穴跡」。

等々力渓谷を行く
横穴古墳を見終わったので再度谷沢川に戻ることにする。先ほどの潜水橋のすぐ下流に小橋があった。小橋を渡って谷沢川の右岸の歩道に戻ることにする。