
歩いていくと、時々段差があって渓谷らしい小さな水音を立てていた。そんな時、対岸の水際をネコが散歩しているのを見つけ、ここは人気の無い渓谷でなく世田谷区の真ん中であることを改めて知る。

水の美しさから魚影を期待したのだが、冬季だからか環境からか、その姿を確認することは出来なかった。

木製の棒を並べた歩道を過ぎたところで後ろを見て見ると、はるか遠くにゴルフ橋が水面に写って一際鮮やかに見えた。

流れの少ない場所では空や木々が水面に綺麗に写っている。冬の空は青く澄んで美しい。

そんな時カルガモの集団が谷沢川を泳いでいた。親子なのだろうが大きくなってしまったため親子の区別はつかなかった。ネコちゃんとの住み分けが気になるところではある。

木製の歩道が終わる頃、小さな歩道橋で道は左岸から右岸に変わる。