木小屋
木小屋は物置で、煮炊きに使う燃料用の「木」などを格納する建物と言われています。
桁行五間、梁間二間、屋根は寄棟造の茅葺、外壁は上が土嚢の中塗仕上、下が板壁です。床は三和土(たたき)の土間です。
薪のほかには、日常使う用具や食料などもしまっておいたと思われます。
例えば、サエンバ(菜園場)と呼んでいた畑を耕す鍬や鋤、鎌などの農具、収穫した雑穀、漬物や味噌などの樽、修繕用の板材や大工道具などが考えられます。
(宝暦年間の姿に復原)
サエンバの解説板のより
木小屋を眺める。木小屋にモザイクなどを入れる必要などはないのだが、これ一枚だけピンボケ写真になってしまった。
土蔵
木小屋と並んで土蔵がある。漆喰で仕上げがしてあるので、大切なものも格納出来たと思われる。
土蔵
土蔵は、大切なものを格納する堅牢な大火建築として建てられました。
桁行三間、梁間二間の土蔵造です。外壁から屋根にかけて土で塗り固め、漆喰で仕上げています。栗板を使った切妻造の鞘屋根を載せています。内部は、壁が漆喰仕上、床が板敷となっています。
文庫が別に立てられていたところから、この土蔵には書籍以外で大切なものを納めていたと思われます。
(宝暦年間の姿に復原)
土蔵の解説板のより