北庭園
奥の庭として、南庭園より格が高く、大きく、方丈、書院から鑑賞するように造られています。形式は、南庭園と同じく築山泉水庭です。
池は、湧き水をたくわえ、亀の形の中島を置き、そこに弁天をまつる石祠があります。築山が四つの峰で池を囲み、一番高い峰で水面から三メートルほどあります。
かっては、鑁阿寺の森や遠く両崖山の峰が築山越しの借景になっていたと思われます。
発掘調査の結果、この庭は南庭園より古く、三回にわたって改修され、作庭当初と合わせ四期の変遷があったことがわかりました。
(江戸時代中期の姿に復原)
北庭園の解説板より
書院内部
書院には柵があって足を踏み入れることが出来なかったので、柱の陰から覗いてみた。手前の解説プレートの図の部分を下に写し出して見る。書院は庠主(校長)の書斎、接客、個人教授などに使われた。
書院
座敷飾り(床・棚・付書院)の付く上の間と次の間からなる座敷、縁側、雪隠(せっちん)で構成されます。
庠主(校長)の接客の場として使われました。
書院の解説板の一部より