潮干狩り指数の使い方


主要地との潮時差 ●君津 -5分 ●青森 -102分 ●塩釜 -68分 ●銚子 -22分 ●南伊豆 +22分 ●清水 +34分 ●名古屋 +64分

潮干狩りは潮が引いた日と時間でないと出来ません。たとえば2006年の6月13日(火)は横浜では中潮で干潮の時間は午前11時52分です。潮位は-2センチで非常に潮が引くことが判ります。ですからこの日は干潮時間11時52分の2時間前の午前10時くらいに海岸に入れば干潮前後2時間は海に入れますので、午後2時くらいまで十分に潮干狩りが出来るというわけです。
潮位が低いほど海の公園では沖に出れますので、日ごろは入れない場所のアサリを掘ることが出来、大きいアサリも期待でき大漁が予想されます。


2006年6月
13(火)中潮 満潮  4:47
潮位  183cm
干潮 11:52
潮位  -2cm
満潮 19:19
潮位  186cm
-------
-------


2006年の4月8日は干潮は早朝の8時48分でしかも104cmにしか潮が引きません。これでは海には入れませんし、だんだん満潮に向かって潮が満ちてきますから、いくら待っていても無駄です。管理潮干狩り場は閉まっていますし、海の公園にも人影は見えません。行っても海岸はあなた達だけですよ。夜の8時まで待てば少しは獲れます。(笑)
2006年4月
8(土)若潮 満潮  3:16
潮位  142cm
干潮  8:48
潮位  104cm
満潮 13:53
潮位  129cm
干潮 20:22
潮位  49cm

2006年の12月5日は良く見ると夜中の23時07分に潮位が-15cmまで下がります。引くといっても12月の真夜中の寒さは格別です。アサリが食べたければスーパーで買われたほうが懸命ですヨ。
2006年12月
5(火)大潮 満潮  5:34
潮位  183cm
干潮 10:42
潮位  108cm
満潮 16:05
潮位  189cm
干潮 23:07
潮位  -15cm


横浜以外の時間と潮位の調べ方ですが、時間は上記の数字を干潮時間に加えてください。たとえば横浜の干潮時間が12時とすると、青森は-102分ですので、青森の干潮時間は12時から102分を引いて10時18分となります。なお、潮位に関しては数値はかなり変わりますが傾向は一緒ですので潮干狩りに使用する分には問題ありません。また、時間や潮位はあくまで予測値であり、さまざまな条件で変わります。
東京湾では横浜も千葉も殆ど時間、潮位とも同じです。湾奥は少し時間が遅れる傾向があります。

潮の満ち引きは地球と月、太陽との位置と距離で決まります。ですから、潮干狩りの最適日は日本中最適日です。潮干狩りが無理な日は日本中どこに行っても無理ですので、何処か穴場はないかなどと探さないでください。泣いてもわめいても、潮干狩り場で恫喝してみても、自家用ジェット機で移動しても、無理なものは無理ですのであきらめてください。

潮位は何cmと海面の高さで表されますが、基準になる潮位0cmとは何を基準にしているのでしょうか。海上保安庁が出している潮汐表は、広く釣りや潮干狩りにも使用されていますが、これはもともと船舶の安全な航行のために、これ以上は水位が下がらないという最低海面を基準としたものです。ですから干満差の少ない日本海側と干満差の大きい太平洋側では、場所によって平均海面と潮位0cmの最低海面とは大きく差が出ます。気象庁の潮位は東京湾の平均海面(標高0cm)を潮位0cmとしていますので、ちょっと混乱するかもしれません。潮干狩りでは干潟が現れる最低海面だけが問題になりますので、通常海上保安庁の潮汐表が使われます。



大潮(おおしお) 新月と満月の前後にあたる干満の差が大きい数日間。潮が良く引くので潮干狩りに適しています。潮の満ち引きが速いので、あまり沖に出ると海岸によっては注意が必要。
中潮(なかしお) 大潮の前後、小潮との間の数日間をいいます。干満の差は大潮ほどはありませんが、春には時間や潮位から、大潮より潮干狩りに適していることも多い潮です。
小潮(こしお) 小潮は干満の差があまり無く潮干狩りには適していません。
長潮(ながしお) 干満の差がはっきりせず、潮がダラダラと長く流れているように見える事から長潮と呼ばれます。潮干狩りは出来ません。
若潮(わかしお) 長潮から新たに大潮に向かって干満の差が大きくなっていく最初の潮を若潮と呼びます。干満の差は少なく潮干狩りは出来ません。