すべてオートで撮影。
遠くの文字がどの程度読めるか比べてみました。この様な平面の写真では画素数の差が出たようです。
ホワイトバランスはKD510Zの方が空が自然です。ほとんど比べなければ解りませんが。
遠くの屋根ガワラを比べるとやはり画素数の差が出ています。
画面中央の人物を比較。KD510Zの健闘ぶりがわかります。G600ではシャツの上にパープルフリンジがわずかに発生。ハスの葉の色もKD510Zの方が綺麗です。
KD510Zでは輪郭にわずかにシャープネスがかかっています。G600では屋根のスジもハッキリ見えますし自然な描写です。
KD510Zの屋根はオートでもビックリのクリアさ。G600はおとなしい感じですが、こちらの方が自然な気もします。
ドクダミを写してみました。KD510Zは一発で何の苦も無くピントが合いましたが、G600の方は何枚も写してやっとピントが合った一枚です。焦点を合わせたい場所が小さいとフォーカスにとても苦労します。
G600の欠点
カバーに取っ掛かりが無いため端に指を引っ掛けるしかなくレンズに指が触りやすい。
カバーのスライドがG510Zに比べるとスムースでなく、フタ自体もキャシャになって頼りない。
感度が悪くなった分、手持ちではブレやすいカモ。
G600で改良された点
USBの転送がKD510Zより劇的に早くなった。
500万画素から600万画素になった。
私は気にならないけど
レンズが伸びたときにこのシリーズの機種はレンズがガタガタ動きます。実はこれが売れなかった原因ではないかと思っています。他のメーカーのカメラではこのアソビが無いので一見精密に作っているように見えますが、良く見ると引力でダラリと下がっていたりします。カメラをひっくり返すと逆に下がるので笑ってしまいます。コニカはガタガタしているようでいてバネで必ず中心にきます。本当は優秀なのに店頭で見ると引いてしまうので損なカメラです。
G600ですがフタがキャシャなくせにスライドが重くて最悪です。KD510ZやKD410Zのあの、感触は何処に行ったのでしょうか。店頭でこれをさわったらやはり引きますね。
液晶が小さいのも残念かも。
結論
2つのカメラは画素数がちがうだけでとても似ています。
又、オートではシャッタースピードは殆ど同じ値が出ますが感度に差が出ます。KD510Zの方が画素が少ない分感度が良いようです。
ホワイトバランスはKD510Zの方が少しだけ写真として綺麗に発色します。
KD510Zはどんな場面でも、少々フォーカスが甘くても綺麗な写真が撮れる素晴らしいカメラです。又、G600も福袋に入れられたり、客集めの目玉商品にされるカメラではなく、素晴らしいカメラです。
さてどうしよう
普段、スナップなどで持ち歩くのは、常にクリアな写真が撮れるKD510Zの方が便利です。いかなる場所でもフォーカスがピタリ合うし、緑や黄色の発色も綺麗だし、感度の面でも有利かと思います。殆ど同じカメラですのでG600をサブ機として一緒に持ち歩くのも良いかな。というところです。