こんにちは、遊外王です。
『あなたの知らない郁子について』
郁子って知ってます?『むべ』 と読むそうです。 野鳥(多分、ヒヨドリかムクドリ)の落とし物で我が家の庭に自然に生えてきました。
左の写真が郁子(むべ)です。
最初は、実もなく、木や葉をみると、『あけび』に酷似していたのであけびだと思い込んでおりました。
しかし、秋になって付けた実は、あけびの様な『色白のキーウィフルーツ』の形とは程遠い『紫のでこぼこの実』をつけておりましたので、去年は食べずにそのままにしておりました。
右の写真が、郁子の葉です。
観葉植物のカポックの様な葉で、あけびに良く似てます。
果実は、あけびの様な形をしているものもあればでこぼこの形のものもあります。
郁子とあけびの大きな違いは、実が熟しても郁子は割れない事です。
さて、そのお味は? ほんのりと甘く、無臭に近い状態です。
山歩きをして喉が渇いた時などは、かなりおいしく感じるものと思います。
個人的には好きな味です。
収穫のうち、1個を撮影用に割ってみました。
あけびより種が大きく(5mm)、種が丸いのが特徴です。
皆さんも、山間部でアウトドアをする際に、『カポックの様な葉』、『コンビニのいなり寿司程度の大きさの実』で、かつ『紫色』の実を見つけたら、中を割ってみて下さい。
上記の写真の様な実でしたら、郁子です。
ちなみに『黄緑色』でしたら、あけびの割れる前か、郁子の熟する前ですので、採取は我慢してそっとしておいて下さい。
郁子のお願いでした。
by 遊外王