遊外王による『故郷』

Nature Capture
「山村」


<バナナ>

こんにちは、遊外王です。


子供たちの夏休みもあと2週間、
昼間の温度は30℃を超えるものの、
朝晩の気温は秋の足音を感じる様になってきました。

私は先週末より、実家へ帰省しておりました。
今回は実家を中心としたレポートをしてみたいと思います。

実家

実家というのは、福岡市から西へ行った
山奥の町のはずれにある稲築町。

その名前のとおり、いたるところで、
稲穂がたわわに実っていました。

昔は、炭鉱で栄えた場所ですが、今は農業が中心の静かな農村です。

実家の全景を撮影してみました。

ここ数年、裏山の木々や竹は伸び放題で母屋の状態は見えませんね。


写真は、南側から実家を撮った写真です。
のどかな、山村の風景がひろがっております。
西側から東側の山々を
撮影したものです。


<朝焼け>


福岡は、関東より1時間弱遅い日の出で、
5時過ぎでも空はこんな状況です。

東側の山々の朝焼け

<植物>


九州らしさを発掘してみようとご近所の庭を見てみるとバナナの葉が、、、

さらに良く見ると、花(蕾?)もあるじゃないですか?


花の根元を見てみると5cm程のバナナが2列程実を付けておりました。

気候的には厳しい場所にも関わらず、けなげに実を着けるとは、、、、
実の部分を写真に収めようとして見ましたが、
高さが4m前後ありましたので、
私のカメラではうまくゆきません。
(ん~! せめて光学6倍のレンズが欲しい、、、)

<動物>

三日目でしょうか、大王様が庭木の手入れをされていて、私はそのお手伝い。

一汗かいて、部屋の中で涼んでいると、庭から大王様の呼ぶ声が、、、、


庭に出てみると、先ほど迄、散髪していた
モッコクの木に登っている緑色の小さな物
体がうごめいている様にみえました。

なんだろうと良く見ると、
GUY君のお友達のアマガエルです。
急いで、デジカメを取りに行って、
庭に戻ったら、時すでに遅し、、、、

木は登り終え、葉の上で物憂げに田んぼを眺めておりました。

彼(彼女?)はシャイで、カメラのレンズを向けると横を向いてしまい、
正面からの写真はできませんでしたので後方からの写真になってしまいました。

空蝉


これも珍しくは無いのですが、多分クマゼミのものと思われます。

撮影中も、裏山で数匹が泣いていました。

泣き声をご存知無い方もいらっしゃると思いますので、、、
泣き声は「ワシ、ワシ、ワ シ、・・・・・・ワシ、ワシ、」と鳴きます。

聞き方によると「シャーシィ、シャーシィ、シャーシィ、・・・・・・」
(しゃーしぃ=せわしい=うるさい)と鳴いている様にも聞こえます。

ちなみに、今回の5日間で聞いたセミの声としては、
ヒグラシ(夜明け前、日没前後)、 ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、アブラゼミ、クマゼミの5種類でした。

変わったところでは、ウグイスが「ホーホケキョ」とハッキリした声で鳴いていました。

この時期に聞いたのは初めてです。

とりたてて、特徴の無い田舎ですが、文明の音より自然の音がいっぱいの山村です。

以上、遊外王の「故郷」のレポートでした。

8月18日 by 遊外王