<超人>
遊外部長こと「潮干狩りの超人」は、色々なポイントを回って、情報収集。
収穫用のバケツを覗いてみると プラスチックの成型品のようなものが、、、 (これは、部長のレポートでお楽しみ下さい。)
午後になって、一服をしていると、知人が1人の大きな手鍬(農業用の鍬を改造したものと思われます)女性を連れてやってきました。
話を聞いてみると、国立のT大学で古代生物の研究をしており、カガミガイ生育状況を観察するために採取しているとの事でした。 「史上最強の潮干狩りの超人」のページの愛読?者だそうで、「カガミガイ超人」として挨拶と会話(貝話)をして、私は貝堀りに、T大生はカガミガイ探しに、、 それから30分位経過してでしょうか、先ほどの女子大生が助教授と思わしき男性が現れ、「ぜんぜん居ませんね~!」と話かけてきました。
「ここにはいないのでしょうか?」と助教授と思わしき男性。
(私だって、なにが生息しているかを調べに来ているのでそう言われても、、、と思いつつも、研究のためなのだから、、、と気を取り直して。)
「稚貝と5cm前後のカガミガイの殻は何個か確認していますので居るとは思いますが、、、」と答え、「どこらあたりが良いですか?」と質問してきました。
「養分の多そうな砂(少し固めの砂)の場所なら居るはずですけれど、、、
ここなんか居そうですね。」と掘り始めて1分後にコロリと1個、5cmクラスのカガミガイが顔を出しました。
10分ぐらい堀り、稚貝3個を見つけることが出来たので、何とか「超人」の面目を保つ事が出来ました。
<調査結果>
アサリは瀬の肩の部分に群生しており、瀬の頂点部分および、干潟最先端側の肩の部分では確認出来ませんでした。 (漁師さんは、瀬と瀬の間を狙っていたので、「潮干狩りの超人」の理論に従って探す事がコツでしょう。) バカガイは、今回の調査場所では全般的に分布しており、クマデで1カキすると数個にあたる程確認出来ました。
シオフキは、全体の数%以下、殆ど居ませんでした。 生息域がちがうのか、横浜の「海の公園」の状況からは大違いでした。
カガミガイは、「野島公園」、「海の公園」と比較して、密度が薄い様に感じました。 砂の質が「野島公園」、「海の公園」場合は泥の比率が多い場所に密集していましたが、ここでは、「泥」が少ないからでしょうか、稚貝と数個のカガミガイの親を確認しただけです。
マテガイは予想外にたくさんの固体を確認出来ました。
ジョレンでのアサリ漁に影響されない。(深く潜って逃げることが出来るからでしょうか) 潮が満ち始めると穴から顔を数センチ程出すものが居ました。
ツメタガイ
3個のツメタガイとサキグロツメタガイを2個の計5個の捕獲に 成功。
胃袋による処理を敢行いたします。 また、マテ貝は塩を持参しなかったので、8本でしたが、何れも10cmを超えるサイズで食べ頃のものばかりでした。
<潮溜まりには>
干潟の潮溜まりには、クロなまこが居ましたのですかさず捕獲。
捕獲して、酒の肴としていただきました。 (こいつを、調理をした妻の指は紫色に染まっていました。 感謝!)
また、ワタリガニの小サイズが貝を掘っている穴に落ちて来ましたのですかさずゲット。
これは味噌汁の具となる予定です。
朝8:00の現地の気温は15℃と5月にしては低い気温、おまけに小雨混じりでしたが、 全般的に20℃前後の気温で心配していた雨も殆どなく。
のんびりとした時間が過ごせました。
また、天然アサリの生息場所の見つけ方としては、潮干狩り超人の極意を頭に入れ、そして「居なかったら早めにあきらめて、次の居そうな場所を探す。」 事だとわかりました。 以上
5月17日 by 遊外王(カガミガイ超人)