『ハタミ獲り初挑戦』

Nature Capture
「ハタミ」


<ハタミ>

こんにちは、遊外王です。

今年は大潮と仕事が仲良しで、今年初の潮干狩りがこんな時期になってしまいました。

関東近辺のアサリやカガミ貝は潮干狩りフリークの皆様にまかせて、
今年は未知との遭遇をテーマに潮干狩りの遠征に出かけました。

と言うのも、ゴールデンウィーク中にと某「遊外王」の掲示板にて、「ハタミ」なる貝が話題にのぼり、それが今の時期が旬であるという話でした。

「見た事も名前も聞いたこともない貝」

「見た事も名前も聞いたこともない貝」が私の好奇心をそそり、即座に潮見表を開き、大潮で休日をピックアップ、あとは天気だけ、即座に5月11日または12日決行日の候補としました。

5月9日時点で、どうも5月11日(土)の天気は怪しいので、最終的に12日を決戦の日としました。

ちなみに、場所は、静岡県小笠郡大東町近辺。

我が家から片道でも240km前後はあります。

5月12日 午前4時に起床、4:30に出撃。

ゴールデンウィークの次の週で天候が思わしくないのからなのか、東名高速はいたって順調、途中に2回のトイレ休憩を入れても7:00には小笠郡に到着しておりました。

現地で、掲示板の常連さんと合流し、潮が引くまで御前崎で磯遊び。

潮溜まりにはイソギンチャクやヤドカリはもちろん、ウミウシ、シッタカ、うつぼの子供、などなど、海の小動物観察をして目的の浜へ到着。

11:00に浜に入って場所を探す。

とにかく、九十九里や鹿島の様に大きく、綺麗な浜で、砂は白く、ゴミらしいゴミも無い浜でした。

浜の入り口の砂丘から全体を見ると、サーファー多数、釣り人ポツポツ、潮干狩りの人々が点々と見えました。

関東では平日の潮干狩り場の様でした。

群れをなす


「ハタミは群れをなすから、人が居るところを狙った方が良い」との話で、浜に入ってすぐの場所で陣を張る。



道具: 幅30cm程度のカイマキ
カイマキにも色々な形があるもので、というより手作りで販売されている様で、潮干狩り客が持っていたカイマキは形が異なっていました。

同じ形のカイマキを探す方が難しいかも知れません。

これは、さすがに持っていなかったので、地元のたかみのりさんと軍曹さんに揃えていただきました。

(カイマキは場所によって使用が禁止されています)


右写真は戦闘中の軍曹さんです。

<収穫>

念願のハタミは3個ですが、捕獲出来ました。

カイマキを使い始めてから数分後、カイマキの網の部分にアサリの様な貝が、、、

地元の軍曹さんに確認したところ、「ハタミ」である事が判明。

目的のものをゲット、しばし感激のカガミ貝超人でありました。

その後、4cm~5cmのハマグリはぽつぽつとれるものの、ハタミはそれ以下で、最終的には3個しか取れませんでした。

ちなみに、たかみのりさんはさすがで、6cm以上のハタミをいくつも採取していました。

ハタミの特徴


一見すると、“あさり”の特大サイズ、でも形はハマグリに近く、全体的にハマグリより薄い(平べったい)形をしています。


表面は見た目ざらざらしているのですが、
実際はつるつるで、ハマグリの様です。

大きさ: 今回採取したものは、
小さいもので4.5cm、最大で6cm、
ハマグリとひけをとらない大きさでした。

【参考】
同日に採取したハマグリです。

【注意点】

ハタミは5月が旬で、6月以降になると貝毒が出るとの事ですので、注意して下さい。

遠州灘は離岸流が強い事と100mも沖に行くと急に深くなるので戻る潮の流れを良く見て、場所を選んで下さい。

当日は11:30頃迄、ちょっと肌寒い陽気でしたが、12:00前後は少し青空が出始めて、撤収した13:30前後では初夏を思わせる様な気温で絶好の潮干狩り日和でした。

駐車場の置いてあった車に戻り、外気温を見てみると30℃もありました。

収穫は、ハマグリ12個、ハタミ3個と報告するにもお恥ずかしい数でした。

まずは、ハタミなるものが確認出来て、綺麗な海と砂浜、おいしい空気をたくさん吸って来た楽しい一日で充実した休日となりました。

以上

5月12日 by 遊外王