江の島
江の島弁天橋は自動車専用道路である江の島大橋の西側に並んでいる。江の島大橋の方は東京オリンピックのヨット競技が江の島で行われる事に先立って1962年に開通したので江の島弁天橋の方がはるかに歴史が長い。現在のコンクリート橋脚の歩道が出来たのは1949年だが、明治時代より木製、竹製の歩道は何度も造り変えられていたという。
江の島弁天橋を渡って江の島に近づくと洒落たお城が見えてくる。これは晴れた日には富士山が望める銭湯「江の島アイランドスパ」 で夜間はキンキラの照明で現代の江の島を感じさせる。
江の島に入ると正面には青銅の鳥居と参道が続いている。参道方面は無理をすれば東参道まで進めるが自転車は行き止まりになるので、左のヨットハーバー方面に進んでいく。
江の島の北側護岸は公園になっていて展望とともに何人かの釣り人が見えた。あまり釣れないので込み合う事はまず無い場所である。
東京オリンピックを記念して造られた世界女性群像噴水池。最初の場所より移動して再建されている。
江の島入口交差点から短いが県道305号線が江の島の南側防波堤の駐車場まで続いている。江の島ヨットハーバーの建物が左手に見える。この江の島ヨットハーバーの手前にセンタープロムナードと呼ばれる遊歩道が先端のサザエ島まで続いているのだが、自転車は立入り禁止になってしまった。入る場合は入口に新たに自転車置き場が設置されたのでとめてから徒歩で入る事になる。
白灯台の堤防では大勢の釣り人達が釣りを楽しんでいた。この堤防は湘南港として定期船が何度か就航し売店などもあったが、現在は殆んど使用される事も無く、桟橋としての機能よりは釣り公園としての方が重要だろう。
白灯台の直下から江の島方面を眺める。こうして見ると江の島のかつての形が良く判る。つまり手前側一帯は東京オリンピックのヨット競技を行うために埋め立てられた埋立地で、もともとの江の島は前方のこんもりした部分だけだという事である。
江の島も自転車で行ける場所は限られるので江の島弁天橋を渡って引き返すと先ほどの2つの龍塔があった。横を片瀬川が流れているので石段に腰をおろして夕日を眺めているカップルも多い。
左手の歩道を曲がれば片瀬川に架かる片瀬橋の歩道に出る。右の地下道に入ると地下で交差点になっているのでどちらにも行ける。