江の島の古写真


江の島の写真は絵葉書の他にも多く残されている。
これらは、外国人の日本土産として使われることが多くすべて白黒写真に絵師が一枚ずつ彩色したものです。
長崎大学付属図書館Webサイトには江の島の幕末から明治にかけての写真が多く掲載されています。長崎大付属図書館の許可を得てここに掲載いたします。目録番号と整理番号は長崎大付属図書館の番号です。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:117
 ・ 和文タイトル:江ノ島海岸
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA(VIEW OF YENOSIMA)
 ・ 撮影者(保管者):日下部金兵衛アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:211×255
 ・ 整理番号:3_18_0
江ノ島海岸とタイトルにあるがこれは現在の片瀬東海岸で正面に見えるのは小動岬。
腰越の漁師の漁船が見える。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:118
 ・ 和文タイトル:江ノ島(1)
 ・ 英文タイトル:VIEW OF YENOSIMA
 ・ 撮影者(保管者):日下部金兵衛アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:206×259
 ・ 整理番号:3_19_0
対岸(片瀬)から見た江の島。松や草木も茂り豊かな自然の残る片瀬である。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:119
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(1)
 ・ 英文タイトル:YENOSHIMA(CAVE OF YENOSIMA)
 ・ 撮影者(保管者):日下部金兵衛アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:238×190
 ・ 整理番号:3_20_0
第一岩屋の内部。関東大震災の前なで、海岸が隆起していないため海水はまだ岩屋に入り込んでいる。右手に竹製の足場も見える。中央の人物は案内人と思われる。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:163
 ・ 和文タイトル:江ノ島(2) 「江ノ島
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):日下部金兵衛アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:201×263
 ・ 整理番号:4_14_0
馬に鞍が乗っているのでおそらく渡しの客待ちの馬子であろうか。砂浜がつながっては馬子も所在なさそうである。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:292
 ・ 和文タイトル:江ノ島の兜岩
 ・ 英文タイトル:KABUTOIWA AT ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):小川一真アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:207×268
 ・ 整理番号:7_16_0
幕末の英人写真家ベアトはエボシ岩を江ノ島の兜岩と紹介している。もちろん、お土産にもらった外国人にはどちらでもたいした違いはないかもしれないが、これは明らかにエボシ岩である。この写真を見るとやはり戦後の米軍の演習の標的になって島の形が変わったというのもうなずける。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:373
 ・ 和文タイトル:江ノ島(3)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):小川一真アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:211×270
 ・ 整理番号:9_3_0
これは奥津宮を過ぎて稚児ヶ淵に降りていく所、現在の魚見亭の或る場所である。いや、この茶屋もすでに魚見亭だったのかもしれない。呼び込みのお姉さんに聞いてみたらやはり「そうだったかも知れない。他にも店はあったけど。」。ふと、右下を見れば富士見亭もあって今と何も変わっていません。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:374
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(2)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):小川一真アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:212×270
 ・ 整理番号:9_4_0
 ・ キーワード:眺望/旧跡/海
江の島の第一岩屋。これは明らかに舟からのアングルである。現在は正面は湾になっていて両脇に岩場が広がっている。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:610
 ・ 和文タイトル:江ノ島(5)
 ・ 英文タイトル:untitled
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:92×139
 ・ 整理番号:13_30_0
整理番号4-14と同一のネガを使用。少しだけアップした写真である。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:630
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(3)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:136×90
 ・ 整理番号:14_20_0
江の島の岩屋洞窟である。干潮の時には人が岸辺に降りれる。潮が満ちてきても洞窟に入れるように材木で足場が組まれている。人の身長と比べてみて洞窟の入り口の高さは5~6メートルあるようである。現在は下がコンクリートで固められて海水も入らず歩きやすいが風情も無くなってしまった。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:909
 ・ 和文タイトル:由比ヶ浜からの江ノ島
 ・ 英文タイトル:untitled
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:104×177
 ・ 整理番号:19_25_0
由比ヶ浜からの江の島ととすると右手の岬は稲村ヶ崎ということになる。しかし写っているのはどう見ても小動岬なので、七里ヶ浜からの撮影。正面に富士が見えると完璧なのだが、曇っていては仕方ない。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:917
 ・ 和文タイトル:江ノ島(8)
 ・ 英文タイトル:YENOSIMA
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:108×176
 ・ 整理番号:19_33_0
江の島の写真で一番多いアングルである。この写真は白黒写真で周りの色は銀塩写真の変色。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1065
 ・ 和文タイトル:江ノ島の神社
 ・ 英文タイトル:"""TEMPLE OF SHIMEI SAMA, INOSIMA"""
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:135×186
 ・ 整理番号:24_17_0
写真はおそらく明治初期の中津宮。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1076
 ・ 和文タイトル:江ノ島の入り口
 ・ 英文タイトル:THE ENTRANCE TO YENOSIMA
 ・ 撮影者(保管者):撮影者未詳
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:134×193
 ・ 整理番号:24_28_0
青銅の鳥居が見づらい。右手の山が大崎稲荷のある天台山。左手の山が鐘山。注意深く見れば左右から海水が迫っているのも見える。この水量は春の大潮の干潮であろう。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:1127
 ・ 和文タイトル:江ノ島(9)
 ・ 英文タイトル:VIEW OF ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):小川一真
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:208×260
 ・ 整理番号:25_31_0
砂浜には観光客であろうか。笠を被った男性や子供の手を引き日傘をさした女性など多くの人が出ている。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1203
 ・ 和文タイトル:江ノ島(11)
 ・ 英文タイトル:INOSIMA
 ・ 撮影者(保管者):上野彦馬
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:209×268
 ・ 整理番号:26_22_0
片瀬側から見た江の島。右手に砂州が江の島の方へ伸びているのが見える。手前には草が繁っている。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1474
 ・ 和文タイトル:江ノ島(12)
 ・ 英文タイトル:YENOCTMA
 ・ 撮影者(保管者):下岡蓮杖(?)アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:202×269
 ・ 整理番号:37_20_0
松を配した江の島の正面からの写真は多い。江の島にかぶさるように伸びた松の枝が面白い。日本の松の写真は日本的な景色のお土産として外国人には特に好まれたようだ。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:1514
 ・ 和文タイトル:江ノ島聖天島
 ・ 英文タイトル:ISLET SHODENSHIMAIN YENOSHIMA KAMAKURA
 ・ 撮影者(保管者):下岡蓮杖(?)アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:206×270
 ・ 整理番号:37_60_0
これは、現在は埋め立てられた江の島の東町の海岸。聖天島も今はコンクリートの上に出っ張った普通の小山になってしまった。右手が聖天島。左手の民家は東町の漁師の集落。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1543
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(4)
 ・ 英文タイトル:YENOSHTMA
 ・ 撮影者(保管者):下岡蓮杖(?)アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:205×267
 ・ 整理番号:37_89_0
江の島第一岩屋の入口。桟橋が木製からコンクリート製に変わった以外は周りの景色に変化は無い。かなりの干潮時である。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:1730
 ・ 和文タイトル:江ノ島(13)
 ・ 英文タイトル:YENOSIMA
 ・ 撮影者(保管者):鈴木真一アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:207×267
 ・ 整理番号:41_14_0
龍口山から見た江の島。龍口山は五頭龍が変化したものと言われ、江の島は弁才天が造ったとされる。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:2148
 ・ 和文タイトル:江ノ島と弁天橋(1)
 ・ 英文タイトル:untitled
 ・ 撮影者(保管者):玉村康三郎アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:90×134
 ・ 整理番号:48_1_0
竹製の足場に木製の板を載せた桟橋。このように潮が満ちている写真は珍しい。秋の大潮の満潮であろうか。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:2242
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(5)
 ・ 英文タイトル:CAVE AT ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):玉村康三郎アルバム
 ・ 年代:年代未詳
 ・ 形状:135×90
 ・ 整理番号:48_95_0
第一岩屋の中から入り口を見る。かつてはこのように足場が悪かった。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:2558
 ・ 和文タイトル:江ノ島の渡し船
 ・ 英文タイトル:FERRY BOAT AT ENOSHIMA
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:204×267
 ・ 整理番号:51_163_0
満潮時には人々は舟で渡ることもあった。観光客を満載して江の島に渡る渡し舟。ひっくり返った所で海が荒れてなければ浅いので命には別状あるまい。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:3992
 ・ 和文タイトル:江ノ島神社の鳥居(2)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA 363
 ・ 撮影者(保管者):スチルフリードアルバム(3)
 ・ 年代:
 ・ 形状:194×242
 ・ 整理番号:78_10_0
正面は青銅の鳥居。写っている人物は漁師であろうか。渡しの人足であろうか。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:4252
 ・ 和文タイトル:江ノ島海岸(2)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA L25
 ・ 撮影者(保管者):A.ファサリ・アルバム(2)
 ・ 年代:
 ・ 形状:186×240
 ・ 整理番号:82_20_0
大きな荷物を担いだ人物と天秤棒を担いだ人が江の島に帰るところであろう。島に生活物資を運び込むのは車で運べる現代と比べると思いのほか大変なことであった。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:4372
 ・ 和文タイトル:江ノ島弁才天(1)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA. 523
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:200×257
 ・ 整理番号:85_18_0
岩屋の奥に祭られた弁才天。現在は足場がコンクリートで平らになってしまったので雰囲気は一変している。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:4462
 ・ 和文タイトル:江ノ島(16)
 ・ 英文タイトル:Yenoshima
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:210×269
 ・ 整理番号:87_28_0
七里ヶ浜から見た江の島。右手の岬は小動崎(こゆるぎみさき)。小動神社が祭られている。海岸通りを馬車が荷物を運んでいる。江の島に荷を届けて鎌倉に戻るところであろう。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:4538
 ・ 和文タイトル:江ノ島神社の鳥居(4)
 ・ 英文タイトル:ENOSHIMA.141
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:92×138
 ・ 整理番号:89_4_0
江の島の青銅の鳥居。その前で記念写真の様に立つ2人の参詣者の姿がある。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:4560
 ・ 和文タイトル:江ノ島神社の鳥居(3)
 ・ 英文タイトル:
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:91×140
 ・ 整理番号:90_2_0
江の島の入り口。青銅の鳥居も見えるが、写真がひどく変色して見づらい。


江の島マニアック
 ・ 目録番号:4564
 ・ 和文タイトル:江ノ島神社の鳥居(5)
 ・ 英文タイトル:EYONZIMA
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:139×90
 ・ 整理番号:90_6_0
江の島の入り口の青銅の鳥居。日の丸が見えるので祭日であろうか。
江の島マニアック
 ・ 目録番号:4874
 ・ 和文タイトル:江ノ島の洞窟(7)
 ・ 英文タイトル:CAVE AT ENOSHIMA 1101
 ・ 撮影者(保管者):
 ・ 年代:
 ・ 形状:198×252
 ・ 整理番号:96_49_0
第一岩屋の様子。竹製の足場が見えるが、やはり海水が岩屋内に流れ込むさまは素晴らしい。隆起した後、コンクリートで下部を固めてしまった現在では失われてしまった景色である。
写真提供:長崎大学付属図書館