晴れた翌日に再度訪ねると、御手水舎もごく普通の顔をしていた。
雨の中では気が付かなかったが、水口も家庭用のありふれた蛇口だった。
八雲神社の拝殿には一枚板の立派な額が設置してある。私もお願いしたい事があったので、お賽銭を奉げようと思ったのだが、それはかなわなかった。
八雲神社の前面の大きな門は2日とも固く閉ざされており、固く守られている。
拝殿の右手に小さな赤い鳥居とその先に小さな祠があった。もちろん近くに寄ることは出来なかった。
八雲神社の右奥には小さな本殿があって社殿が小さいため、覆屋がそれを守っていた。
前日、雨の中訪れた時も、見事な彫刻で飾られた本殿には、塀で囲まれているため、近寄ることは出来なかった。見るにも、どの方向からも窮屈で、人目さえ避ける奥の院の風情さえした。