誰のせいでもない
誰のせいでもない。あなたがこの町で暮らせないことは、私には最初からわかっていた。
町を歩くと渡良瀬橋のポスターの看板を良く目にした。出逢い橋であるはずの渡良瀬橋は、歌の詩では別れの歌でもある。
何度も悩んだけれど、私はこの町を出ることが出来なかった。
足利学校のお堀では、幸せそうなカルガモの親子が水面を泳いでいた。翌日行ってみるとコガモは4羽しかいない。順調な発育を願いたいものだが、自然は甘くは無い。
あなたが好きだと言ったこの町並みが今日もまた暮れていく。
広い空。遠くの山々。二人で歩いた町。夕日がきれいな町。
夕日は美しければ美しいほど、次の朝が待ち遠しい。
渡良瀬橋
- 歌:森高千里
- 歌:松浦亜弥(カバー)
- 作詞:森高千里
- 作曲:斎藤英夫