神社の入り口にある足利市重要文化財(天然記念物)の大イチョウ。無農薬やさいの看板の方が目立っている。
正面から見ると、神社の敷地との微妙な位置に立てられた無農薬やさいの看板。神様は固いことは言わないのだろう。
八雲神社のイチョウ
足利市重要文化財(天然記念物)八雲神社のイチョウ 一本
目通り3.45m、高さ25m、幹は地上3mのところで3本の枝が出て西や南に伸びています。その上1.5mのところで幹は折れ、その上に新しい幹が3本出て高く伸びています。
幹の南側に裂けたような傷があり木質部分がt露出しています。
鳥居のすぐ内側で大通りに面し、生物的環境のよくないところですがよく繁茂しています。雌木でよく結実し秋の黄葉は美しいです。
幹の南側に大きな気根が見えます。大木ではありませんが長年にわたって神社の境内木をして育てられてきたもので、長く残るよう保護していきたいものです。
昭和57年10月18日 指定
足利市教育委員会
八雲神社前の案内板より
境内に入ってみると、参道の敷石が無造作に積まれてあった。最初、遠くから見ると、この石が何故かカメに見えた。
八雲神社の神輿
足利市重要文化財(工芸品)
八雲神社の神輿 一輿
総高1m43cmの木造で、鼻切り轅(ながえ)(2m77cm)を台框(かまち)に欠き据え、台框の上端周囲4面に台輪は明神鳥居と透威垣をめぐらす。台座4隅に角柱を建て、その足元は台框より下に貫出し、おろした時の足とする。
轅、台框、透威垣、鳥居笠木、木鼻渦掘、蕨手、覆輪、露盤を黒漆塗、鳥居、柱、貫、長押、桁を赤漆塗、小宝珠、覆鉢宝珠を金箔押しをしているが損耗は著しい。貫、長押間の幕板4面には四季の草花の墨画がある。
桂間に壁、扉の装置がなく吹放しとなっていること、古風な様相をもつ簡素な神輿である。銘記から元文2年(1737)の作であることが知られる。
昭和60年8月28日 指定
足利市教育委員会
八雲神社前の案内板より