織姫神社4
「えんむすび坂」をすすむと八木節の記念碑がある。
八木節の記念碑
平成20年に作られた出来立てほやほやの記念碑で、横にはボタン一つで八木節が聞ける装置が設置してある。おまけのようにくっついているだけなので、取り外しも簡単なところがミソ。石は時と共に成熟していくが、電子関係は設置した瞬間から陳腐化が始まるので、我慢が出来なくなったら取り外せば良い。
八木節の故郷足利
八木節の由来
テャッポコ、テャカポコと軽快なリズムを刻む八木節は、明治の終わりから昭和の始めにかけて一世を風靡した正真正銘、我が市発祥の民謡であり、日本三大囃子の一つとされております。
八木節の源流は、江戸時代例幣使街道八木宿に伝えられた越後の口説節だといわれていますが、これは叙事的でゆったりとした替女歌のようなものでした。
これを、足利市堀込町が生んだ逸材、堀込源太(本名 渡辺源太郎 昭18/12/8没72才)が、野州気質に合った高音で、はぎれの良い曲調に改変する等、心血を注いで作り上げた心の唄で、正に民衆の活力と確固たる執念から生まれた結晶が日本屈指の民謡、八木節であります。
初代源太は、幼少の頃から美声で、その素質は若くして四隣を圧したといわれております。
このように、郷土の傑出した人物が創出した八木節を、しっかりと保存し、後世に正しく伝承していく事が、現代に生きる私達の責務と考え、昭和54年に足利地区愛好者の連携を図る目的で、市内30有余のチームを終結、足利市八木節連合会を結成しました。
本年発足30年を迎えることを機に、一層結束を強め、初期の目的達成を念頭に、郷土を愛し、足利気質から生まれた八木節を守り、更に躍進させることが私達の使命を信じ、会員一同粉骨砕身精進することを誓願し、この碑を建立するものであります。
平成20年三月吉日
足利市八木節連合会
八木節の記念碑より
寄進者の名を記した石版を通り過ぎると、「えんむすび広場」にでる。
えんむすび広場
えんむすび広場は小さな広場では、恋人が二人でたたずむには少し開けすぎているようだ。「しあわせの絆碑」(左)と御神徳碑(右手 黒石)が並んで設置してある。
足利織姫神社御神徳
よき人と縁結び
よき健康と縁結び
よき知恵と縁結び
よき人生と縁結び
よきよき学業と縁結び
よき仕事と縁結び
よき経営と縁結び
足利織姫神社御神徳碑 しあわせの絆碑
産業振興と縁結びの神社である足利織姫神社の遷宮70年記念事業が多くの皆さまからの御寄進と御協力により目標以上の事業遂行ができましたことに心より感謝申し上げます。事業完工の記念として七つの御神徳の碑を建立いたしました。
また、隣接の「しあわせの絆」碑は、人と人との篤き絆の大切さを願い御神徳成就の象徴として建立いたしました。
足利織姫神社の興隆発展のために全身全霊を打ち込んであります、足利織姫神社奉賛会長 林 吉郎氏の寄進によるものであります。
平成19年5月5日
足利織姫神社遷宮70年記念事業
実行委員会委員長 菊池 義治
足利織姫神社の金属プレートより