織姫神社2


歴史都市宣言のまち 足利


国登録有形文化財 織姫神社社殿
昭和12年に建設された鉄筋コンクリート造の建物で、中央に拝殿(はいでん)、その両側に翼廊(よくろう)を配する形は、日本古来の寝殿造(しんでんづくり)建築をモデルにしています。当時の神社建築は木造が主体でしたが、設計者である小林福太郎(1882~1938)は、鉄筋コンクリートを用いて木造建築の意匠(いしょう)を再現しました。
参道の階段を上った織姫山の中腹に立地し、朱色の建物が緑の山並みと青い空に映え、ひときわ鮮やかに眼に映ります。
織姫神社は織物を中心とした足利の産業を信仰面から支えてきた存在であり、本市の近代化を語るうえででも欠かせない貴重な文化遺産です。
主祭神は「天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)」「天御鉾命(あめのみほこのみこと)」の二神を勧請(かんじょう)してお祀(まつ)りしており、近年は、産業振興を縁結びの神社として、多くの参詣者に崇(あが)められています。
神楽殿・社務所・手水舎と共に、平成16年に国登録有形文化財になりました。

足利市教育委員会
足利織姫神社の入口プレート板より

渡良瀬橋
鳥居の左手には織姫冷水があって、いつでも冷水を頂けるようになっている。

足利織姫冷水


この織姫のおいしい水は山紫水明の地
足利で自然のろ過作用によりみがかれ
天然のミネラル分を豊富に含んだ
地下水を原水としております。
ご来足の記念にぜひご賞味下さい。

足利市
足利織姫神社織姫冷水の案内板より

と書いてはあるのだが、水が出ているわけではない。前日雨の中を訪れた時は、雨天なので水は休みなのだろうと思っていたが、晴天でも水は出ていなかった。どこかにボタンでもと好奇心で寄っていくと、水が出始めた。センサーで人の存在を感じると水が出る仕組みだったのだ。織姫冷水の後ろには何やら冷水機かと思わせる金属製の怪しい箱もあった。


近づいて行くと水が出始め、離れると自然に止まる織姫自然水。自然水の出かたは、あまりにも自然ではなかった。

あしかがの自然水


”あしかがの自然水”は東の京都をいわれる山紫水明の地足利で自然のろ過作用によりみがかれ、浄化された地下水で、しかも天然のミネラル分を豊富に含んだ自然水です。
この質、味ともすぐれた天然のミネラルウォーターは、暑い季節には冷水となりますので、おいしさをそのまま味わうことができます。

平成2年7月
市制70年記念 水道創設60年記念 足利市
足利織姫神社織姫冷水のプレートより