2. 竿の選び方・糸に関して
・本調子の硬い竿がベストです。 網についているオモリは50号で、いわしブロックを握りこぶし大に餌袋につめますので、結構重いため、20号や30号の竿では遠投できません。
・ またまた、地元の人の話しですが、古い遠投用の竿の1段目(穂先)を抜いて、蟹網を付けていました。 ・ 底が砂地の浜であれば、糸は5号で充分だと思います。(今回は3号でも問題無し) 地元の釣り道具屋では、ナイロンの蟹網専用の糸を売っており、これをリールに巻いて使っている様です。
3. 場所の選び方
・ 絶対に砂場を選ぶ事です。
岩場では、網が引っ掛かって、全く役にたちません。 加えて、網が破れてしまいます。 (九十九里は砂場が多いので網が引っ掛かる 事は少なかった。) ・ 今回のポイントは、小さな川の流れ込みの両側を攻めました。 潮流は、北東から南西に流れており、川を挟んで潮流の上手(図の赤い部分)では1匹も上がらなかった。
・ 逆に、川を挟んで潮流の下手(図の濃い部分)では、1投毎に蟹が取れました。 この事から、川から流れ込む物に関係しているのではと考えられます。(これについては、今後の検討課題と致します。)
4. 時間と潮の選び方
・ 今回の蟹捕獲作戦は、昼間の干潮から上げ潮にかけて行いましたが、満潮時はどうかわかりません。 ただし、干潮の8:00前後に居た蟹取りの人々は、干潮が過ぎると帰宅しておりました。
・ マルガニ(ヒラツメ蟹)は、夜行性だそうで、昼間は砂に潜っているとの事、次回は、夜の干潮を検討いたします。(これからはちょっと寒いので、来年の9月頃かなぁ?) 伊豆の大島あたりでは、夜中に懐中電灯を持って取りに行くそうです。
5. その他(気が付いた事)
・ 蟹網は最低で2つ持って行き、交互に使用する方が効率良く蟹がとれます。 片方の網を引き上げる前にもう一つの網を投げ、網から蟹を外して投げ込む、そして前に投げた網を引き上げる。 これの繰り返しです。 (実際に地元の人がやってました。)
・ いわしブロックは、蟹網2個に対して1個買えば4時間は楽しめます。
・ 今回は、波打ち際から20m程度の所でサイズの大きなものが取れました。 また、一投で取れる数も多かった。平均で2~3匹。 (最大で6匹) 逆に、波打ち際から10m程度の所での収穫は、一投で1~2匹程度でした。
・ 漁師や、釣師が使う“胸まである長靴?”があれば、多少腰の弱い竿でも、沖目に流せるので効果がある様です。
・ 地元の人の情報は、重要です。 今回の場所は、15分で網が砂浜に沿って100m程流されました。 この距離を守って網を投げる事が必要です。 このマナーを守っていれば、地元の人がどこら辺にいるのかを教えてもらえます。(当然、地元の人に聞かなければ、教えてもらえませんが。。。)
* ) ここで使用している「地元の人」の一部は未確認です。 但し、蟹網を何度も経験されている方の様でしたので、あえて地元の人と呼ばせて戴いてます。
by 遊外王