赤坂
パプコの工場から300mで赤坂に出ます。
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赤坂バス停もありますが坂は何処?
赤坂の交差点にある不動明王の乗った大山道標。
ただし、文字は朽ちてボロボロに落ちて読めません。
渡邊崋山ゆかりの道
赤坂から100mほどで左に入る道があります。
この道は上り坂になっているのでこれが赤坂なのかもしれません。
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ここに細長い道標が立っています。
刻み方が浅いのでよく読めないのですが、
正面には
右 国分 厚木
左 大塚 原町田
右側面には
向テ右 小室? 早川 あや瀬村 小室
位は読めました。
崋山ゆかりの道
ここから右手に向かう道は、古東海道との言い伝えがあります。
天保2年(1831)渡辺崋山は、絵の弟子高木梧庵(ごあん)を伴って江戸から大山街道を下り、この古道から小園村に入り少年期に世話になった「あこがれのお銀さま」を訪ねたのでした。
崋山は本名を登をいい、政治家として画家として、また幕末の先覚者として有名な人です。
昭和63年3月
綾瀬市教育委員会
道標横の崋山ゆかりの地の解説パネルより
綾瀬市教育委員会
道標横の崋山ゆかりの地の解説パネルより
崋山が訪ねたお銀様の故郷とお墓を訪ねるためちょっと回り道をします。
右に行くと厚木ですが、左に入る道を進むことにします。
分かれ道から350mほどで横浜厚木線との交差点に出ます。
道を渡って細い道ですが直進します。
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小園子之社
子之社裏参道と石標に書いてあります。
こちらは小園子之社の裏側になります。
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子之社裏参道と石標と道を隔てて良一書による畜魂之碑があります。
詳しいことは何も解りません。
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子之社裏参道と石標からすぐに境内への入口があります。
小園子之社東参道の石標があり、ここから境内に入ります。
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正面が子之社の本殿です。
子之社(ねのしゃ)
小園の鎮守様で、大国主命(大己貴命おおなむちのみこと)が祭られています。社殿は本殿をおおう覆殿(おおいでん)と拝殿、それと幣で殿(へいでん)が連なっています。他に神楽殿と社務所があります。
子とは北の方位をいい、子之神とは北方をつかさどる神のことをいいます。
慶長十年(1605)に勧請(かんじょう)されたという棟札(むなふだ)があり、現在の本殿は文久元年(1861)に建造され、さらに大正15年(1926)に再築されたものです。
平成元年3月
綾瀬市教育委員会
子之社境内の解説パネルより
綾瀬市教育委員会
子之社境内の解説パネルより
本殿の中をちょっと覗いてみました。
この静かな感じ、良いですねえ。
境内を通って逆に表参道の方に下りて行くことにしました。
途中に庚申塔がありましたがごく新しいもののようです。
地神塔もありました。
石段の上から鳥居越しに本殿を見る。
こちらが子之社表参道になります。裏から逆に下りてきたことになります。
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道祖神もありますがこれも新しいものです。昭和54年9月。
中央の小さなものが古いもののようですが風化が激しいので
新しいものを講中で作成したものと思われます。
子之社の階段を下りて右に行くと数メートルで左に入る道がありますので
そちらに曲がります。
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100m程歩くと最初の右に入る道があります。
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東光山延命寺 寺子屋跡
100m程歩くと東光山延命寺寺子屋跡があります。
左手が地蔵堂。正面がバス停、小園団地入口(地蔵堂前)
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地蔵堂を正面からみる。地蔵堂はY字路の中央にあります。
地蔵堂は東光山延命寺の寺子屋があった跡でもあります。
地蔵堂
もとは東光山延命寺といい、相模国分寺の隠居寺とつたえられていますが創建年代は不明です。本尊は木造の地蔵菩薩坐像(じぞうぼさつざぞう)でそのために地蔵堂の名で通っています。像の台座裏には「中尊運慶之作」と墨書銘がありますが、作風からみて室町後期の作と思われ、市内に残る中世の本格的な作例です。
同じく堂内の木造涅槃釈迦如来(ねはんしゃかにょらい)像は江戸時代の作で、寝釈迦様(ねじゃかさま)と呼ばれて親しまれています。
昭和63年3月
綾瀬市教育委員会
地蔵堂の解説パネルより
綾瀬市教育委員会
地蔵堂の解説パネルより
地蔵堂の中を覗いてみると木造涅槃釈迦如来は右の台座の上で
寝ておられます。
地蔵菩薩坐像は左手の観音扉の中におられます。
いぼとり地蔵
地蔵堂のとなりに小さくいぼとり地蔵さんがあります。
東光山延命寺歴代住職之墓
いぼとり地蔵に並んで東光山延命寺歴代住職之墓が順番に並んでいます。
道を隔ててバス停小園団地入口(地蔵堂前)。
名前の通り地蔵堂の真向かいにあります。
お銀様の墓
地蔵堂から200m程南下すると目久尻川と道が並んで走るようになり、
左手の丘に墓地が見えてきます。
マンションの手前に墓地に上る小さな道がありますが、
他人の土地に入る感じですので人影が見えたら
一言挨拶をしておくと良いでしょう。
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渡邊崋山がしたった「あこがれのお銀様」の墓は登った道の左手にあります。
お銀様の墓の後ろには小さな案内標が立っていますのですぐに見つけられます。
ビンに枯れたお花がさしてありましたが倒れていました。
私が写真を撮るために倒したわけではありません。
こういう事でしたら小さなお花でも持って来るべきでした。
お銀様の墓を訪れた後は同じ道を戻ります。
道は若干ジグザグしますが500m程北上すると小園のバス停。
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小園のバス停から200m程で横浜厚木線にぶつかります。
ここで左折して30m程で望地の交差点です。
望地の交差点は赤坂の分かれ道で「お銀様の墓」に寄らず、
右手の道を進んで直進すればすぐに来た場所です。
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