心通院(しんつういん)


心通院山門

渡良瀬橋
明石弁天を後にしてマップを片手に心通院を目指す。おでかけマップではすぐ近くだったが、徒歩ではそれなりに距離があり、心配になって人に聞くと、もう少し先との答え。そして小さな案内に導かれて訪れた、大円山と書かれた額が掲げられた心通院の山門をくぐった。

寿老人心通院



足利七福神 寿老人心通院
当寺は、永禄九年(1566年)足利長尾の五代目政長が両親憲長夫妻菩提のため創建
昭和三十八年鉄筋建八角形の本堂を再建
釈迦牟尼仏をご本尊とし、己れを無にして他のために尽くす「利他行」に生きる感謝報恩合掌の生活を教えとしている。
ここに、開運、福寿、智恵の寿老人が祀られ、安産子育延命地蔵菩薩、ぼけ除け観音菩薩をともに霊験あらたかなため、延命長寿、開運厄除け、家内安全等を願い広く信仰されている。
長尾政長自画像(国指定 重要美術品) 長尾氏墓所(市史跡)
大祭日 三月二十一日 おもちゃ祭り 三月初旬
寿老人心通院山門前の解説板より


鐘堂

渡良瀬橋
すぐに立派な鐘堂があった。

心通院本堂

渡良瀬橋
八角形をした心通院の鉄筋造りの本堂。メンテナンスと費用の面で木造の堂はだんだん減っていくのは仕方ないのだろう。


なでぼとけ

渡良瀬橋
体の具合が悪いところをなでると快方に向かうろいうなでぼとけ。頭が光っているのは、賢くなりたい信者さんがなでていくためだろうか。

渡良瀬橋
本堂の左手に小さな堂があり、寿老人と二人の菩薩が祀られていた。

寿老人

渡良瀬橋
向かって左 ぽっくり 安産往生 地蔵菩薩
中央 寿老人
右 ぼけ除け観世音菩薩
安産で生まれて長生きをし、ボケることなくポックリとあの世に行ける。この三人が揃えばたしかに無敵ではある。