

スイレンの花は本当に綺麗で豪華だ。白も、もちろん美しいのだが赤のスイレンもいくつか咲いていた。

スイレンの池を過ぎると吉祥寺への入口になる。二本の石柱が迎えてくれた。
鐘堂

門を入ってすぐ左手に鐘堂がある。
六角堂

小さな池があり、池の中の六角堂に弁天橋が架かっていた。
吉祥寺本堂

まっすぐ進むと吉祥寺の本堂に
聖観音菩薩坐像
足利市重要文化財(彫刻)
木造 聖観音菩薩坐像 一身
像高五十七センチ 室町時代
蓮茎をもち蓮華座上に坐す。肉髻高く、白毫をつけ、
玉眼挿入、仏花を失うが宝冠の一部をのこし、胸飾を
つける、衣文のきれはよい。光背は上部を欠くが舟形であろう。流麗な雲形文は優美である。台座は反花座以下を欠くが魚鱗葺の蓮弁は裏まで及ぶ、銘は不明、部分的に欠損があるが、優れている。
昭和59年十一月一九日 指定
吉祥寺の半鐘

足利市重要文化財(考古資料)
吉祥寺の半鐘 一口
銅製 総高七十センチ 江戸時代
乳は四段四列 次の陰刻銘がある。
「 天下泰平 願主
奉読誦普門品壱萬巻半鐘供養
国土安穏 講中
願以此功徳 普及於一切
我等与衆生 皆共成仏道
武江神田住 粉河市正宗次
鋳工
野州足利郡江川村吉祥寺現在豪海代
元文五庚申暦 九月吉日
本堂隅の軒下に懸けられており、保存もよい。
昭和五十九年十一月一九日 指定
足利市教育委員会
吉祥寺拝殿横の解説板より
佛教大師御尊像

境内にある佛教大師御尊像。時代はさほど経っていないようだ。
天台宗

総本山 比叡山 延暦寺
高祖 天台大師 智顗(ちき)
宗祖 伝教大師 最澄(さいりょう)
立教開宗 桓武天皇(かんむてんのう) 延暦二十五年(平安時代の初期)
本尊 法華経に説かれている久遠実成の釈迦如来と
すべての諸佛・諸菩薩等は同類一体である。
よって、それぞれの縁に随って奉安敬信する。
教義 法華経に述べられている一乗真実の教説を根本
として、密教・禅法・念佛等をその実践門とする。
経典 法華経に示されている諸法実相の立場を基本と
として、ひろく大乗経典を讃仰。読誦する。
当山本尊十一面観世音菩薩
本堂のご本尊さまに
先ず合掌
吉祥寺の解説板のより

安産子育 聖観世音菩薩。