三浦市最高峰岩堂山登頂記02 引橋(ひきばし)
ひたすら進んでいくと、引橋(ひきばし)の三叉路にでる。駅から進むには道なりに進めばよいのだが、引橋で左手からの道と合流する。
三崎口からの道は若干の上げ下げはあるものの、緩やかな上り坂で標高は少しずつ高くなっていく。
引橋の三叉路からすぐに三浦霊場満願所がある。人々の魂が集まる場所らしく、霊感とぼしい私にも、すぐにここが有数のパワースポットであることが判った。
石板には三浦霊場満願書建立の趣旨が書かれている。昭和52年秋の建立なのだが、石はまだまだ新しく光を放っていた。
満願所の入口に石碑の他、菩薩像などが並んで人々を迎えている。
西国三十三ヶ所札所、坂東三十三ヶ所札所、秩父三十四ヵ所札所、四国八十八ヵ所札所の全百八十八札所各寺院の御本尊の分身が一つずつ並んで祀られ谷に続いている。とりあえず全部そろえたという事なのである。
谷底に延々と続く各札所の御分身達。延々と拝んでいけば、一箇所で四国八十八ヵ所めぐりも簡単に出来てしまうという、今時のすごいスポットなのだった。
かつてこの地方を支配した三浦一族の供養等塔が建っていた。ともかく何でもありの感じは懐が深いともいえる。
龍雲山聖観世音菩薩像を中心としたパノラマ。右手には袈裟を付けた沢山の子供の観音様が並んでいる。
入口の石板の裏には百観世音、四国八十八ヵ所霊場建立協賛者芳名が記されていた。百八十八の御分身にはそれぞれ協賛者がいるという事である。