りみ島詩人列伝
りみ島詩人の会
りみ島詩人の会では皆様の詩をお待ちしています。投稿いただいた詩に関しましては、こちらで不適当と判断したもの以外はすべて掲載したいと思っています。
よろしくお願いいたします。
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たいしたことないよ
となりの家の窓ガラス
野球をしていて割りました
お母さんは「大丈夫 たいしたことないよ」って。
自転車でころんで
たくさん血がでた
お母さんは「大丈夫 たいしたことないよ」って。
熱を出して寝込んだ
お母さんは「大丈夫 たいしたことないよ」って。
受験に失敗した
お母さんは「大丈夫 たいしたことないよ」って。
失恋した 話してもいないのに
お母さんは「大丈夫 たいしたことないよ」って。
お母さんにとって
たいしたことってなに?と聞いたら
お母さん「実は全部、大変だったんだ…」って。
by ZhongWen 投稿日:2005/11/29(Tue) 15:33
身近なりみ友
うちのおばあちゃんは食べるのは早いが歩くのは遅い
うちのおばあちゃんはビデオ予約ができない
うちのおばあちゃんはファーストフードが嫌い
うちのおばあちゃんはインターネットやメールができない
でもうちのおばあちゃんは夏川りみが大好きだ
涙そうそうしか知らないけど夏川りみが大好きだ
コンサートにもファンクラブにもまったく興味が無いらしいが夏川りみが大好きだ
そして私もりみさんが大好きだ
そして私はそんなうちのおばあちゃんが大好きだ
by ZhongWen 投稿日:2005/11/14(Mon) 04:08
りみさんの頃
りみさんが十六の頃
私は何処で何をしていたの
私も夢を追い何度も挫折していた
まだあなたを知らなかったから
どんなに辛かったことか
りみさんが二十歳の頃
私は何処で何をしていたの
自分で作った迷路を抜け出せず
何度も入り口まで戻っていた
まだあなたを知らなかったから
どんなに悩んだことでしょう
りみさんが涙そうそうで大ヒットした頃
私は何処で何をしていたの
これでいいの 妥協していいのと
無駄な苦労していた
まだまだその頃も
あなたも、あなたの歌も知らなかったから
どんなに悔やんでいたことでしょう
りみさんの歌を聴ける今、りみさんと会える今
今まで会えなかった事が、良かったのかもしれないと
思えるようにもなった今、りみさんにありがとう
by ZhongWen 投稿日:2005/09/04(Sun) 09:44
またあう日
あなたが来ている街
昨日からあなたが来ている街
また会えるね
コーヒー 何杯おかわりしたの
紙ナプキンで
りみのエンブレムを折り紙
幼いころにしか折っていないのに
指先が憶えていた
優しくなれる瞬間
色ガラスの向こう側
この街はあなた色
染まった知らない街景色
染まった知らない人がガラスを鏡にこちらを見ている
あなたの歌に会えるまであと…
by ZhongWen 投稿日:2005/09/04(Sun) 09:22
五線譜
あなたも見ているこの空を
五線譜にして
私の気持ち 伝えられたら
星を音符に そして並べて
それは愛しい こころ歌
あなたは歌ってくれますか
流れ星は 嬉し悲しの涙すじ
消えゆく彼方にまた
星が生まれ 瞬き始める
あなたも聴いている潮騒の浜辺を
五線譜にして
私の気持ち 伝えられたら
サンゴを音符に そして並べて
それは優しい こころ歌
あなたは歌ってくれますか
打ち寄せ積もった砂々は 出会いの数
忘れ行く思い出もまた
オルゴールのように 繰り返す
あなたも感じる季節の道を
五線譜にして
あなたの気持ち 教えて欲しい
あなたの夢の花模様を音符に そして並べて
それは慈しみ こころ歌
あなたは聴いてくれますか
私が静かに歌いましょう
by ZhongWen 投稿日:2005/09/03(Sat) 09:45
心の雨
雨よ止んでと誰に祈るのですか
雨が止んだら誰に感謝するのですか
本当に必要なものはなんだろう
本当に必要な量はどれくらいなの
汚れないTシャツなんてないのに
過去を見る鏡なんてないのに
私ができることはなんですか
私はあなたを助けられますか
あなたの歌は 心に降る雨
心のすみにたまったホコリを洗い出し
そのままこの芝から大地へ吸い込まれるの
あなたが雨の中、手を振っていた姿
心の中へも、手を振っていた
忘れない
あなたが雨の中、唄ってくれた
心の中へも、唄ってくれた
忘れない
by ZhongWen 投稿日:2005/08/28(Sun) 18:30
遠いのに近い
車窓の景色は
近いものは急ぎ 通り過ぎる
遠い人、家、山々、光る海は
落ちついて私を見守る
もっともっと遠い月は
私を追いかけ
もっともっと遠い太陽は
私を追い越し 正面から私を励ますが
もっともっと遠い星々は
もはや私の夢にすぎない
造花でさえ 触れないと判らない
造られた香りなら 触る事もできない
あなたは遠い星々よりもさらに遠いのに
あなたの歌は 私の胸に直接話しかける
あなたの歌は 私の胸の底すべてに光をあてる
by ZhongWen 投稿日:2005/08/19(Fri) 12:46
余韻
アンコール
最後のフレーズ
最後の音符
最後のビブラート
そして最後のスポットライト
淡くなる光
あなたのサンダル辺りから
あなたの黄色い髪飾り辺りまでくる
細く小さく 消えてゆく
今日のあなたにさようなら
席立つ人びと
ひと欠片ひとり残された私
少しの間だけとどまっていられる
炭酸水の泡の一粒
もう少しだけ
あなたが立っていた場所
もう少しだけ
見させてください
あなたの一曲を
今夜だけでも
思い出せるように
by ZhongWen 投稿日:2005/08/15(Mon) 05:40
もしも
もしもあなたが私の姉妹ならば
週に一度は電話して彼の話を聞きたいわ
もしもあなたが母ならば
私の歌を聴いてもらいたい
もしもあなたが娘なら
あれだめ、これだめ
体に気をつけなさいと言ってるかしら
もしもあなたが他人でも
あなたの歌をさがし
街をいくでしょう
もしもあなたが他人でも
あなたの笑顔を求め
どこでも会いにいくでしょう
by ZhongWen 投稿日:2005/08/12(Fri) 19:44
白くて小さな手
あなたが生まれる前は男の子だと
男の子だからと全部青で揃えてました
今テレビに映るりみを観てまた涙しています
まぶしいほど照明を浴びた青いドレス
その幼い頃の青なのか
石垣島の青なのか
喝采をあびてさらに輝く青に見えました
門出に握ったりみの手は
白く小さく冷たくて
とても都会の一人暮らしには耐えられないと思いました
希望に満ちたりみの目が私の涙を止めました
今日も歌の終わりにそのときと同じ手を見せてくれました
あのときと同じ
白くて小さな手
母はあたなの手が好きです
by ZhongWen 投稿日:2005/08/12(Fri) 19:39
感謝の気持ちを忘れずに
ひとり浜辺で紅色に染まる
白砂に ありがとう
並べた貝文字が
波に洗われ 消えたとき
あなたに想いが届きます
昨日歌を聴いてくれた
花一輪に ありがとう
花弁に溜まった 私の涙
海へ返してくれました
今夜の月の光と潮騒と海風と
拍手に聞こえてくるように
明日の舞台に夢をみる
私は歌うことしかできないから
真心と感謝を込めて歌います
by ZhongWen 投稿日:2005/08/12(Fri) 19:23
いつもあなたを
私が遠くを見ている時は
いつもあなたを聴いてます
遥か遠いその島の
あなたも歩いた波打ちぎわの
白い浜辺の白い道
これからしるす足あとは
この歌聴いてつけましょう
パズルのピースが足らない時は
いつもあなたを聴いてます
空に必ず雲ある島の
あなたも夢見た灯台の
灯りを頼りにゆく船の
心強さがわかるとき
この歌聴いて眠ります
by ZhongWen 投稿日:2005/08/04(Thu)
僕は君じゃないから…
君の歌を真似るとき
涙が流れる何故ですか
僕は君じゃないから似ていないけれど
君を想って歌うとき
心を洗ってくれた様に
やさしい瞳になりました
君の笑顔を真似るとき
涙が流れる何故ですか
僕は君じゃないから似ていないけれど
君を想って話すとき
谷間を通る風の様に
やさしい笑顔になりました
君の心を真似るとき
涙が流れる何故ですか
僕は君じゃないから汚いままだけど
君を想って歩くとき
幼子守る母の様に
強い勇気が湧きました
by ZhongWen 投稿日:2005/08/03(Wed)