りみ島詩人列伝


りみ島詩人の会


りみ島詩人の会では皆様の詩をお待ちしています。投稿いただいた詩に関しましては、こちらで不適当と判断したもの以外はすべて掲載したいと思っています。
よろしくお願いいたします。
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大宰府にて想う



天神様に導かれ
千年の時をその胸に
宿らせ守りし大樟の
新しき命萌える頃

衆生を照らす珠御子が
声高らかにうたうとき
大地も空も鳥さえも
生きる希望と喜びで

抱かれたるは母の胸
尽きる事なき海のごと
優しく撫でて包み込む

ああ この安らぎは唯一つ
溢れんまでの愛心
永久に栄えんいつの世までも
by ジプシー 投稿日:2009/05/19(Tue) 23:50




うみ うみ うみ うみ うみ うみ うみ
umi umi umi umi umi umi umi umi umi umi

なんて やさしく やわらかな ひびき
つつましく ひそやかで けんきょで
すべてを つつみこみ うけいれる

(a)でも (i)でも (e)でも (o)でもなく
u

(k)でも (s)でも( t)でも (n)でも (h)でも (y)でも (r)でも
(g)でも (z)でも (d)でも (b)でも (p)でもなく
m

(a)でも (u)でも (e)でも (o)でもなく
i

うみ うみ うみ うみ うみ うみ うみ
umi umi umi umi umi umi umi umi umi umi

あなたも そっと つぶやいてみませんか
by ペトロ 投稿日:2008/10/10(Fri) 00:24


あなたへ



心が冷たくなったとき
あなたの歌が聴きたくなる

あなたの歌を聴くと
僕の心は温かくなる

心が硬くなったとき
あなたの笑顔が見たくなる

あなたの笑顔を見ると
僕の心は柔らかくなる

あなたのおかげで 僕は生きることができる

決して 大げさじゃないんだよ
僕の素直な気持ちなんだ

いつか あなたは僕から離れていくのだろうか
いつか 僕はあなたから離れていくのだろうか

今は そんなことは信じられない

ただ いつまでも あなたの歌を聴いていたい
ずっと 笑顔を見ていたい
by ペトロ 投稿日:2008/09/28(Sun) 12:13


蜻蛉になって



空を飛ぼうよ
夏の空を
蜻蛉になって
ふわりと風に乗って
流されるままに
風まかせ
疲れたら
風に揺れる
まだ若い稲穂の穂先に止まって
休むのさ
緑の田んぼを渡って来る
風に吹かれて

空を飛ぼうよ
夏の空を
蜻蛉になって
自由に
四枚の羽で
ゆったり空気をとらえて
夏の空気を胸いっぱいにして
川辺を飛べば
ほら
涼しい風が渡って来る
空を飛ぼうよ
蜻蛉になって
by 谷田部 勝 投稿日:2008/09/12(Fri) 11:08


もしも 風になったら



もしも、風になったら、
故郷の海と空に
さらさらとゆらめきたい

もしも、風になったら
楽しげな人の前で
そっと、そよ風になっていたい

もしも、風になったら、
悲しげな人の前で
南風のように
暖かく包み込んであげたい。

もしも、風になったら
大好きな人のそばで
そのぬくもりを
感じていたい
by つばき 投稿日:2007/08/23(Thu) 19:38


-歌よ-



朝に太陽が昇り夕に沈み行く
今日もまた一日が過ぎてゆく

この地では無事に終わる一日
別の地では新たな戦いの朝日となる

大地を照らす太陽はたった一つ
この星の隅々まで分け隔てなく照らし給う

夜になれば大月や美しき星たち
優しく静かにこの身を包む

あぁ・・目を閉じて心澄ませば聴こえ来る
母の優しき子守唄

それなのに今日もまた繰り返す
憎しみの連鎖・・

戦火の中に響き渡る轟音
まるで悲しみを憂う母の慟哭のよう

あなたの妻や娘らに
同じ悲しみが訪れぬよう

歌よ全世界に響き渡れ
人々の手と手が繋がるように
by ジプシー 投稿日:2007/06/23(Sat) 23:48


ねんどみたいに



もどってきて
それとも
まっているよ
だったかな

ときがたち
・りみさん・がもどってくる

・りみさん・をおもうこころ
それをくちにだしてみても
どんなかたちかといえば
・りみさん・のかたちとしか
いえなくて

・りみさん・のかたちは
こころのねんどのよう
そんなねんどに
なんかいも
なんかいも
みずをいれて
ねりなおして
すきなかたちに
していたし
いまも
している

・りみさん・のうたみちに
かたちがつくられて
まっていた
ぼくのてのうごきは
かそくするの
かもしれない
by よしのや 投稿日:2007/06/16(Sat) 13:12


-野辺の花-



私の歩くこの道は
誰かの通った道の跡

あなたの歩くその道は
石ころだらけのいばら道

山あり谷あり崖越えて
道なき道をひた進む

ときには壁や大井川
越されぬもののあるべきや

流した涙の数だけの
熱き想いを胸に抱き
今再びの歩を進む

私は力になれねども
みなが通ったこの道で
あなたへ送るこの誓い

いついつまでも変わりなく
あなたの野辺の花になる
by ジプシー 投稿日:2007/05/12(Sat) 23:08


-目覚め-



私の小さな心の庭に
一輪咲いた赤い花

いつからそこに居たのだろう
何も無かった庭なのに

私が瞼を閉じてる間
静かにゆれて微笑んで
私が観るのを待っていた

見えない時に聴こえたよ
あなたの声が心の中で

「はやく私に振り向いて」

あなたを見つけたその日から
私のからだは風になり
自由に大地を吹き抜ける

たくさんの花や鳥たちと
生命を繋ぐ幸せを
地上のみんなに届けたい
すべての人に届けたい
by ジプシー 投稿日:2007/05/02(Wed) 23:23


数え歌



しーがつぅ、ごがつぅ
ろくがつ、しちぃがつ
はちがつと
かーぞえなっがら
まーちわーびーるー
やーすらかな りーみぃのお
うたごえ しばらく おあずけと

いーちにー さんしは
すぎましいたあ
きょうおおからごがつの
かーぞえぇううたぁ
by 吉野や 投稿日:2007/05/01(Tue) 06:40


-夜明け-



初めて迎えた嵐の夜
とても怖くて眼を閉じた

何も見えない暗闇に
心細くて悲しくて
もっと強く眼と閉じた

どこまでも続く真っ暗な闇
どれくらいの時が過ぎただろう
音も聞こえなくなってきた

このまま死んでゆくのかな
あぁ それもいい

えっ?なに?
なにか聴こえた

気のせいかな
眼の前はやっぱり暗い闇
時間だけが過ぎてゆく

寂しくて不安でまた眼を閉じた

・・いやだ・・いやだ・・いやだ!・・
胸の中から響いてくる
夢中で外へ飛び出した

外は一面銀世界
溢れる涙が止まらない

そして白々夜が明けた

通りの向こうに笑い顔
手を振るあなたがそこにいた

おずおず差し出す私の手
握ってくれたあなたの手

あぁ なんてあたたかい
心の中まであたたかい
by ジプシー 投稿日:2007/04/30(Mon) 23:44


Happy Tree



久しぶりの都会のホーム 七夕みたい
ハート型の短冊に想いを書いて
この木にかける そんな木を見つけた

そうね バレンタイン

最近チョコすら買ったこともないことに気づいて
ムキになって「大好き☆」と書いた
宛名のない葉を一枚 ツリーに飾ってさようなら
振り向くと冬の風にいつまでも揺らいでた
by ZhongWen 投稿日:2007/02/08(Thu) 11:37


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