2. ビンドウ
透明な円筒形の筒の底がジョウゴ型になっており、中に寄せ餌を入れて小魚を取る道具です。
池や沼でのクチボソ、小鮒、タナゴ等を取る時に使います。
ビンドウは釣具店等で販売されておりますが、自作のビンドウを作ってみました。
4リットルの焼酎のペットボトルの底に別のペットボトルの上部を切り取って差し込んだものです。
取っ手のオレンジ色が小魚の警戒心を刺激するのか、ふたの銀色が悪いのかわかりませんが、収穫はあるのですが、市販のものより収穫が少ない気がします。
取っ手の無い容器でも作ってみましたので、今年は両者で比較してみます。
上の写真 :自作ビンドウの全形です。
左の写真:
底に差し込んである部分(魚の入り口)を取り外したところ。
ペットボトルを使用したビンドウの作り方に関しては、
皆様のリクエストがあれば、後日公開いたします。
無くても公開お願いします。遊外部長より
3. ポンプ付タンク
捕獲したクチボソ、小鮒、タナゴを持ち帰るためのタンクです。
魚を弱らせないためにも、ポンプは必需品です。
また、気温が高い時は保冷剤を入れ、
温度を低くする事も魚が弱る事を防ぎます。
バッカンにポンプを付けた方法で魚を持ち帰っても良いのですが、
水の受け皿となるもの(厚手の大きなビニール袋等)も用意して置く事をお勧めします。
(トランクが水浸しになる危険性があります。)
4. メチレンブルー
タナゴは、白点病にかかりやすい魚です。
特に、自然にいる魚を捕って帰って水槽に入れたら全滅という経験のある方もいるでしょう。
この薬は、白点病の予防にも役に立ちます。
捕獲した魚を、この薬を入れた容器に入れ持ち帰ります。
これだけで、家の水槽に魚達を放しても白点病にかかりにくくなっております。
予備の水槽をお持ちの方は、捕獲した魚をメチレンブルーといっしょに予備の水槽にいれる事をお勧めします。 その場合には、 メチレンブルーの青色が無くなったら、OKです。(数日~一週間程度)
5. 場所
私が良く行く荒川水系では、農業用の調整池が各所にあります。
いくつかは管理釣り場としてへら鮒、バス等のつり場になっております。 この調整池とつながっている用水路がねらい目です。
<理由>
① へら鮒の管理釣り場となっている調整池は、へら鮒つりの釣り人が多く、おこぼれの餌が豊富である事。
② タナゴの繁殖に欠かせない、どぶ貝、からす貝等の貝が生息している事。
③ 春先の田植え用の水を一気に放水するため、中に生息している魚が逃げ切れずに用水路に流れ出る事。
④ 田植えのシーズンを終えると水の流れが緩やかになる事。
これらの理由で、調整池から流れ出ている用水路を狙って、比較的流れの無いところで、四手網やビンドウを仕掛けてみると小鮒、クチボソ、タナゴ、ザリガニ、どじょう、おたまじゃくし等の収穫があります。
場所により、収穫できる獲物の差はありますが、網を仕掛けて20分~30分の間は、景色を楽しむのもよし、ビールを飲むのもよし、つりをして時間をつぶしても良いです。
6. 集魚網(正確な名称は不祥です。)
ビンドウの良さと、四手網を組み合わせたもので、「集魚網」と言うものがありま す。
昨年迄使用していたのですが、さすがに撮影に絶えきれる状態ではなかったので、
今 回は削除しました。
形状は直方体で、周囲の6面が網で出来ており、正方形の2面に魚の入り口がありま す
この網の中に寄せ餌を入れて、ポイントに放置して小魚を捕まえるものです。
放置時間は、ビンドウや四手網と同様です。
7. 寄せ餌に関して 管理釣り場となっている調整池から流れている用水路では、へら鮒釣りの付け餌となる練り餌であれば大体大丈夫です。
ポイントは「水分を少なく、良く練る事」です。 良く練る事によって、餌が長持ちします。
少し流れのあるところでは、水分をぎりぎりまで少なくします。
私のひいおばあちゃんは川で魚をとるとき、ぬかとメリケン粉(小さい頃なので成分は良く覚えていない)を混ぜてハンバーグの様にしてから火で焦げ目が付くまで焼いてそれをビンドウに入れて一晩川に置いていました。次の日行くとものすごい量のはえ(関東でやまべ)が入っていました。
私のひいおばあちゃんも遊外ばあさんだったのか?(遊外部長)
また、これからは気温の上昇と日差しが強くなりますので、古新聞紙を持って行き、濡らして餌にかけておけば、寄せ餌が干からびる事を防げます。
最後に、私の使用する寄せ餌は「釣りキチ三平」(へら鮒用)と「釣りキチ三平」(クチボソ、タナゴ用)です。
へら鮒用は四手網に、クチボソ、タナゴ用はビンドウに使用しております。
では、皆様の幸運を祈って。。。。。 以上
3/May/2000 by 遊外王