女浅間神社


渡良瀬橋
女浅間山は渡良瀬橋の南端に位置し、低い山なので鳥居をくぐると、社殿に着くまでにさほどの時間はかからない。

渡良瀬橋
鳥居をくぐった後も、石段の角度はやさしく登るのも容易である。

渡良瀬橋
すぐに女浅間神社の鳥居があり、石段の先に拝殿が見える。

渡良瀬橋
ペタンコ祭りが終わった直後で、拝殿はまだ収納されていない祭事に使われた神具類が置かれ物置代わりに使われていた。

渡良瀬橋
本殿にも観光気分で登ってみた。小さな神殿ではあったが、手入れが行き届いてるなと思わせた。

浅間神社のペタンコ祭


足利市重要文化財(民族文化財)
浅間神社のペタンコ祭 一件
毎年6月1日は、昔から足利富士浅間神社の山開きです。この一年の間に生まれた赤ちゃんの初めてのお参りで、神前にて神社の御朱印を額に押していただき、無病、息災、無事成長を祈願する祭礼です。額に御朱印をペタンと押すことからペタンコ祭の名で知られています。今からおよそ300年ぐらい前から始められたと言われています。
神社の境内には、江戸時代の石碑があり多数の信徒の名前と行者、先達の名前が残されています。現在、形は変わっても富士講が初山講となって氏子や総代達により受け継がれて、毎年6月1日の富士山の山開き、これにちなむ初山ペタンコ祭を行っています。

平成10年3月20日 指定
足利市教育委員会
足利富士女浅間神社の案内板より



男浅間山と女浅間山を対岸から眺めてみる。奥の高い山が男浅間山で手前の低いほうが女浅間山である。左下の橋はもちろん渡良瀬橋。
渡良瀬橋渡良瀬橋
平行法。左の写真を左目で、右の写真は右目で平行に見る。真ん中にシタジキなどのついたてをすると見やすい。遠くを見るような目の位置になる。

渡良瀬橋渡良瀬橋
交差法。左の写真を右目で、右の写真を左目で交差して見る。慣れると目が疲れないので立体写真では一般的な方法。鼻の頭を見るように両目を寄せる。

由緒


足利富士浅間神社
鎮座地 足利市田中町地内
祭神  木花咲耶賣命(コノハナサクヤヒメノミコト)
初山祭  毎年6月1日(ペタンコ祭)

由緒

当神社は、天喜2年(1054)藤原秀郷侯7世の孫、藤原姓 足利氏の祖、従五位の下足大夫成行公が足利城築城に際し勧請されたと伝えられており古来より足利富士として信仰され上の宮と下の宮の二社から成り上を男浅間、下を女浅間と称し崇拝されております、現在の上の宮は昭和10年に改築され下の宮も平成7年に改築されました。
初山ペタンコ祭は江戸中期に始められたと伝えられています。当時の足利は富士信仰が盛んに行われ大勢の信徒、行者、先達、がおり広く信仰されていました中に当初代官田部井政右衛門の名前も境内石碑に残されています。
その頃足利を流れる渡良瀬川が毎年氾濫し飢饉となり疫病が流行多くの幼い生命を奪われ困った人々は神社のご朱印を子供達の額に押し御神威で押さない命を守ろうと始めたのが今日迄伝承されております。
此の祭りは足利市重要文化財民族文化財に指定されております。無病息災、安産子育、無事成長、開運出世の守護神です。

平成13年6月1日
足利富士浅間神社 社務所
足利富士女浅間神社の案内板より