侍従川と照手姫の伝説
そのまま直進していくと侍従川にかかる平潟橋に出る。侍従川は平潟湾に流れ込む最大の川で水量も多い。
侍従川のプレートがかかる欄干のところに 「侍従川と照手姫の伝説」 の解説板があった。この案内板が親柱の代わりという訳でもないだろうが、こちら側には平潟橋の親柱が無い。
侍従川と照手姫の伝説
(じじゅうがわとてるてひめのでんせつ)
六浦方面から平潟湾に流れ込む侍従川。この川には照手姫(照天姫ともいう) にまつわる不思議な伝説が残されています。昔、常陸国での戦いに敗れた小栗判官には、照手姫という侍女がいました、照手姫は藤沢から朝比奈峠を超え、六浦港に出ようとする所で追手に捕らえられ、侍従川に投げ込まれるなど、何度か危機を迎えますが、その度に日頃信仰している観音の功徳によって奇蹟的に助かり、その後無事に小栗判官と再会できたという話です。また、川の名前も、「侍従」 おいう名の照手姫の乳母にちなんでつけられたといわれています。
侍従川の案内板より
西湖之八景 武州金沢 模写図
図の部分を拡大してみると八景それぞれの場所に名所が書き込まれている。図の部分は6枚のタイルで作られていてタイルの目地部分が線で切れている。原本は金沢文庫が所有していて、当然タイルの目地部分の線は存在しない。
琵琶島の部分を拡大してみると当時の様子が良く判る。琵琶島の後方は今は埋め立てられてしまったので風景はずいぶん変わってしまった。
進む先に野島に渡る夕照橋が見える。白い橋のはずだが、あまりの良い天気で空と海の青が反射して青い橋に見える。