臨港パークの北の端には潮入りの人工池がある。今は干潮時なので海水は殆ど無い。この池は注意していないと左右対象の池として記憶に残るがまったく対称ではない。
装備万全の男性が網で海面をすくっていたので魚でも獲っているのかと思いきや、ゴミをすくって掃除をしていたのだった。
ヨットの帆をイメージしたインターコンチネンタルホテルに向かって海沿いを歩いていく。このあたりは意外と人が少ない。
そのうちに少しドギツイ原色系の物体が右手から目に入ってくる。臨港パークの中では中々のミスマッチの色合いで賛否両論と言いたいが、賛は殆ど無いのではないだろうか。
色が剥がれ落ちて何だか残念感満載の果物のモニュメント。フルーツ・ツリーという芸術作品らしいのだが、疲労感がすごく、汚くなっている。補修する気も無いのだろうか。石の作品は年月で魅力を増していくが、この手の物は風雨と紫外線に弱い。
2007年に撮影したときにはまだ色も落ちておらず、こんなに綺麗だったのだが。
色使いが極端なので不思議に思っていたら作者は韓国の方らしかった。確かにこんな色の服がある気がする。
フルーツ・ツリー 2001
チェ・ジェンファ Choi,Jeong Hwa (1961年韓国生まれ)
この作品は、横浜ふじライオンズクラブが、設立30周年を記念して協賛し、「横浜トリエンナーレ2001」 に出品されました。
その後、2002FIFAワールドカップ日韓共催を記念し、横浜市に寄贈されました。
フルーツ・ツリーの解説板より
「リマちゃんと握手」 という石像。小さい子が握手できるらしい。石像と後ろのフルーツ・ツリーの違和感がすごい。
日本人ペルー移住100周年記念碑 「リマちゃん」
1899年2月27日第一次航海船佐倉丸は日本人790名の夢を乗せて横浜を出向し同年4月3日ペルーの首都リマ市の外港カヤオへ到着、移住第一歩を刻みました。
以来、日本とペルーの友好関係は両国の人々の心で深く結ばれています。
1989年には移住90周年記念像 「さくらちゃん」 が両国のこども達をはじめ ”こんにちわ・アミーゴス募金” の活動によって、リマ市の日秘文化会館内に建立されました。
「さくらちゃん」 の小さな手はたくさんの人々と握手をしてきましたが、その妹像 「リマちゃん」 の太平洋に向かって手を差し出し小さな手と手の100年目の握手が夢の架け橋となるよう願っています。
移住先駆者の鎮魂を祈り、21世紀へとつづく日本とペルーの友好を願ってみなさまもオーラ!アミーゴス!と笑顔でリマちゃんと握手をしてください。
「リマちゃん」 像周囲の丸石は、日本人入植地カニュテ海岸の自然石です。
1999年2月27日 こんにちは・アミーゴスの会
「リマちゃん」 横の解説板より
「リマちゃん」 横の解説板より
臨港パークの中央部に巨大なイカリのモニュメントが設置してある。広い海岸線に立っているのはこのイカリだけなので、臨港パークの象徴とも言える。
芝生広場の先に見えるレストハウスでは軽食やお茶が出来る。暑さ寒さがきつくない時は、外でお弁当のほうが散策らしい。湘南で話題のトンビの攻撃もここでは無い。
広く長い護岸の続く臨港パーク。日曜祭日でも山下公園などに比べれば人は少ない。右はパシフィコ横浜と後ろはインターコンチネンタルホテル。