『スイカ甘いか』
Nature Capture スイカ
遊外王の「甘いスイカ大研究」 その3
<水に浮かせたスイカ>
こんにちは、遊外王です。
毎日、暑い日がつついております。
気象庁はずいぶん慎重ですが、梅雨はきっと終わっているのでしょう。
今年の大王様のスイカは、例年程、大きな物が収穫出来ずに「はずれだ!」などとおっしゃられております。 今回は、遊外王的スイカの見分け方についてレポートいたします。
遊外王的スイカの見分け方
1. 音で見分ける(聞き分ける) 現在、遊外部長との共同研究課題です。
鈍い音より、和太鼓の様に響きのある方が良いというのが私の経験則ですが、それでもあたりはずれがあります。
あまり、響き過ぎるもの(鼓)の様なものは中にすが入っており、水分が少なくざらざらとしております。(軽いものがその傾向にあります。)
2. 比重を見る 水に浮かせてその熟れ具合を計るものです。
これは、スーパーや、八百屋さんの店先では行う訳には行かない方法です。(家庭菜園でスイカを育てている方の特権です。)
水に沈むもの: 未成熟のものが多い 水に浮くもの:
水面から数cmぐらい浮くものは食べごろ。 それ以上浮くものは、中にすが入ってます。
食べごろのスイカの浮き方の写真
<保存方法>
すいかは収穫してから日数がたつにしたがって、劣化し、シャリシャリとした歯ざわりが消えていきます。 『買ってきたらすぐに冷やして食べる事』が基本です。
・ 冷蔵庫で保存するのであれば、10℃くらいで保存します。
・ 5℃以下で冷蔵を続けたり、冷凍は厳禁です。
(冷凍しても"スイカバー"にはなりません。)
(味が落ち、スイカ特有のいやなにおいがするようになります。)
<結論>
・ 開花から45日以上経過しているもの
・ 音が和太鼓(夏祭の山車の太鼓の様な音)の様な音のするもの
・ 水に浸けると数cm浮くもの 以上が、私のスイカの見分け方です。
これでも未だ外れる事もあります。
良い見分け方をご存知の方は、教えて下さい、今後の実験課題として研究していきます。
<近赤外線をつかったすいかの糖度を測定>
近未来的判定方法
すいかをたたいて甘さを判断する事は、そう簡単なことではありませんし、熟練の為にはかなりの投資やいくつかの失敗が必要です。
先端の技術では、糖分が近赤外線を吸収することを利用した光センサーで、すいかを割らずに糖度を測る装置があります。(農協によっては使用しているところがあるそうです。)
今後は、スイカの1個毎に糖度を張ったものが店頭に並ぶ日もそう遠い未来ではありません。
(あたりはずれの確率が格段に減りますが、スイカをたたいて甘さを当てる楽しみは無くなってしまいます。
あたりはずれをたのしむか、確実なデータを活用するか?
さて、あなたはどっちをとりますか?)
( 遊外王様。そんな事解っちゃったらこのページの意味無いジャン。遊外部長)
by 遊外王