チンパンンジー Chimpanzee
チンパンンジーの展示場はアカカワイノシシの隣にあります。チンパンジーの観察窓は屋根付が3箇所。屋外が一箇所です。
ジャングル風の展示場。最初の観察場で室内、屋外の両展示場に面しておりチンパンンジーの観察場4箇所の中で最大のものです。
中に入ると窓が2つあり、左が室内で右手が屋外になります。左の観察窓はこの写真だと屋外に見えますが、背景は写真です。どちらも、ズーラシアにしてはガラスの反射が少なく、非常に見やすい展示場です。
樹上で何か口にくわえています。みかんの皮でしょうか。黄色いものです。
チンパンジーは私達に近い仲間ですので、こんな顔でスルメでもかじりながらたたずむオジサンがどこかにいそうです。
木の上を歩くチンパンジー。目が合うと似ているだけにドキっとします。
人を除けは動物の中で一番知能の高い動物ですので、何か考えているのでしょう。手も我々と同じく5本の指で手相や指紋も同じようにあります。背景は森に見えますが写真です。
チンパンジー Chimpanzee
- 学名:Pan troglodytes
- 分類:サル目 ヒト科
- 分布:中部アフリカ(コンゴ民主共和国、ウガンダ、中央アフリカ共和国など)
- 生態:山地から熱帯雨林まで主に樹上で生活する。最大で100頭程度の社会を形成するが、普段は母子関係や気の合うオスどうしの数頭の群れで行動する。
- 食べ物:果物、木の葉、種、小動物
ズーラシア探検隊
2つ目の観察場所です。ここから見えるのは屋外の展示場の様子です。つまりチンパンジーが屋外にいる時は、4箇所から眺めればどこからかは見えるという事のようです。
何かを見つけた様子のチンパンジー。夏は毛が抜けて所々はげています。動物の場合は重ね着が出来ないので、毛の量はずいぶん変わります。大体の動物は冬の方がボリュームが出て可愛いでしょうか。
果実の種がまじった糞。解説のプレートが付いていましたので、本物ではありませんが、良く出来過ぎているので触るのには少し勇気が。ウーン。
「チンパンジーが果実を食べることで、果実の種が運ばれるのを手伝います。やがてそれは、森の新しい木として成長します。」 だそうです。
最初の観察窓から眺めたものです。
第3の観察場所。ここは小さな場所ですがチンパンジーがいれば方向的にも見やすい場所です。
唯一の屋根の無い観察場所。チンパンジーが木に登っていれば正面に良く見えます。
チンパンジーは知能は高いのですが、子殺しやオス同士の殺し合いが知られています。淘汰の結果、大人になるとオスはメスの半分になってしまいます。もっと知能が低い動物では仲間同士の戦いは、負けを認めた時点で終わりになるのですが、人間に近いだけに考えさせられます。
ポイント
チンパンジーの展示場は一番新しい展示場ですので非常に見やすく出来ています。