夏川りみさんのアルバム


空の風景 2003.3.26 発売 VICL-61094


1.満点の星
 作詞 :新城和博 作曲 :上地正昭 編曲 :京田誠一
2.道しるべ
 作詞 ・作曲 :ちはる 編曲 :吉川忠英
3.サ・ラ・ラ
 作詞 :RIMI 作曲 :平井夏美 編曲 :京田誠一
4.遥か・・・
 作詞 ・作曲 :原 一博 編曲 :京田誠一
5.さとうきび畑
 作詞 ・作曲 :寺島尚彦 編曲 :京田誠一
6.鉛筆画の瞳
 作詞 :岡本おさみ 作曲・編曲 :吉川忠英
7.誰にも言えないけど
 作詞 ・作曲 :森山良子 編曲 :京田誠一
8.島々清(かい)しゃ
 作詞 :久米 仁 作曲 :普久原恒勇 編曲 :京田誠一
9.月ぬ美(かい)しゃ
 八重山民謡 編曲 :京田誠一
10.いとしい人へ
 作詞 :鮎川めぐみ 作曲 :千住 明 編曲 :京田誠一
11.涙そうそう
 作詞 :森山良子 作曲 :BEGIN 森山良子~夏川りみ~BEGIN
作詞、カバー、作曲と三組がメドレーで歌った涙そうそう。三者三様、味が違います。曲が曲だけに皆それぞれ良いですよ。森山良子さんは独特のゴム系というか伸びる声。りみさんは中身が詰まった声。BEGINは何とも言えない不思議な魅力の声です。
元気で明るいエコーの無い澄んだ歌声待ってます。

てぃだ 2002.9.21 発売 VICL-60943


1.安里屋ユンタ(アサドヤユンタ)
 作詞 :星 克 沖縄民謡 編曲 :京田誠一
沖縄民謡として恐らく一番知られた曲。ポップス調のパーカッションがついてとても楽しい。りみさんの歌は声が空中をクルクル回るようで見事の一言です。技術的にもこんな歌は聞いたことがないしパーカッションに乗っているので変にもたれることもない。超都会的な安里屋ユンタといえます。
2.赤花ひとつ
 作詞 ・作曲 :島袋 優 編曲 :京田誠一
3.ファムレウタ(子守唄)
 作詞 :新良幸人 作曲 :上地正昭 編曲 :京田誠一
全曲ウチナーグチで歌われていますがショラョイ ショラヨと歌われたあとの「かなしょうり」が聞き物です。ショラョイ ショラヨの上に乱暴にならずに綺麗に乗っけられるかどうかがその日のりみさんの調子を表しているのかも。寝た子も目をさまさずにはおかない子守唄です。

4.心のかたち
 作詞 :岡本おさみ 作曲 :吉川忠英 編曲 :吉川忠英
5.島唄
 作詞 ・作曲:宮沢和史 編曲 :京田誠一
THE BOOMがヒットさせアルゼンチンでもカバーが大ヒット。2002ワールドカップ・アルゼンチンチームの応援歌となった。紅白でアルゼンチンの歌手のものすごい声を聞いた後だけに何と綺麗な声だろう。島歌だってりみさんのような綺麗な声で歌って欲しい筈。歌い方は非常に端正でくせがないので物足りないと思ったら大間違いですよ。
6.月の夜
 作詞 :金城綾乃 作曲 :Kiroro 編曲 :京田誠一
この単純に流れているようで歌うのは難しい曲ですね。音も飛ぶし音域も広い。その割にパスされがちなのは気の毒な曲とも思ってしまいます。

7.楽園~マカル・サリ~
 作詞 :葉山真理 作曲 :京田誠一 編曲 :京田誠一
8.赤田首里殿内(アカタスンドゥンチ)
 沖縄民謡 編曲 :京田誠一
あまりに違う雰囲気に仕上がった沖縄民謡。幻想的というか宇宙的というか、まあ浮遊系ですね。一歩間違うと電波系にもなりかねない。このような中でもりみさんは迷子にも独り言にもならず歌が伝わってくるのはさすがです。
9.月のかほり
 作詞 :葉山真理 作曲 :惣領泰則 編曲 :吉川忠英
10.芭蕉布(バショウフ)
 作詞 :吉川安一 作曲 :普久原恒勇 編曲 :京田誠一
芭蕉布はりみさんの声にもっとも合った曲の一つかもと思います。ワルツのポップスは珍しいけれど曲が単純なほど声の質に左右されます。このような曲を歌う時は余程声の質が良いか声に魅力がないと聞いていられません。りみさんは両方持っているので娘鬼に金棒ですね。
11.涙そうそう
 作詞 :森山良子 作曲 :BEGIN 編曲 :京田誠一
誰でもこの曲を聞いて心動かない者はいないでしょう。何度聞いても何故かこみ上げるものがあるのは不思議です。録音自体は南風のものと同一のもの。今後これと同等、又は以上の曲と出会えるのだろうかと心配してしまうのは私だけでしょうか。
2003.3.12 「第17回日本ゴールドディスク大賞」アルバム・オブ・ザ・イヤー(演歌・歌謡曲部門)受賞。

南風 2002.3.21 発売 VICL-60856


1.涙そうそう(なだそうそう)
 作詞 :森山良子 作曲 :BEGIN 編曲 :京田誠一
森山良子さんとBEGINが歌っていた曲のカバーでしたが、りみヴァージョンが出て一気に火がつきました。本当に10年ぶりに心に染み込むメローディーと出会った気持ちです。初恋の人に再会した気持ちかも知れません。

2.童神(わらびがみ)
 作詞 :古謝美佐子 作曲 :佐原一哉 編曲 :吉川忠英
古謝美佐子さんのカバー曲。この曲は血が歌わせるというか沖縄の人意外にはとても聞かせるのは難しいでしょう。メジャーなのにふとマイナーに聞こえてしまうのはやはり血なのかもしれません。
3.黄金の花
 作詞 :岡本おさみ 作曲 :知名定男 編曲 :吉川忠英
この曲を聴いているお年よりは気をつけないと酸欠になりそう。りみさんは歌が上手いから自然に一緒に歌ってしまう。若い人も酸欠危ないなあ。
4.イラヨイ月夜浜
 作詞 :大島保克 作曲 :比嘉栄昇 編曲 :吉川忠英

5.てぃんさぐぬ花
 沖縄民謡 編曲 :吉川忠英

6.花
 作詞 ・作曲 :喜納昌吉 編曲 :吉川忠英
沖縄の歌というと花を指すほど有名な名曲。喜納昌吉さんの曲だが多くの人に歌われ続けています。しかしアカペラでこれだけ聞かせられる人もいないでしょう。天上の世界に吸い上げられる恐怖さえ感じるほどの歌唱力です。
7.涙そうそう(ウチナーグチ・バージョン)
 作詞 :森山良子 ウチナーグチ訳詩 :新城俊昭 作曲 :BEGIN 編曲 :吉川忠英
題名どおりウチナーグチで歌われた涙そうそう。バックがギター一本なので一際りみさんの歌も言葉も引き立ちます。ウチナーグチにしても自分の言葉というのは強いなぁと感じさせます。帰れる故郷のある強みというか、最後の砦を持つ者の安心感というか。しかし、発音の軟らかい芯の強い言葉ですね。沖縄の人達が活躍するのも無理はない。


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