オーボエのリードの事
私の使っているリードを作る器具を紹介します。

10年ほど前に自分で作ったリード巻の機械です。手で巻いているとすぐ手が痛くなってしまうので、ミシンのモーターを利用して作ってみた所、リードを巻くのがすごく楽になりました。ただ 柔らかい材質のチューブを使うと心金の太さにチューブが絞られてしまうので、チューブにピッタリの心金を取り付けないと
皆変形してしまいます。最初は気づかずに何か変だと思いながら、やっていましたがテトロン糸の力はすごいものです。シルバーは大丈夫ですが、ブラスで使えるのはクロッファーやリグーターなど固い物だけでした。

最近ではあまり見かけなくなったメーカーのガウジングマシン。昔パリのロレーで買い求めた物です。
横に揺れないので 使い易い事は使い易いけれど、精度は前に使っていたスイス製の方がありました。古い方はプレガウジングに使っています。

かまぼこ型やストレートのケーンを半分に折り曲げる器械。
簡単な構造ですが、とても便利です。やはり10年以上前に作った物です。

リードを削るための道具。特に変わった物は有りません。ナイフはスイスのグラーフ製の物2本。使っては砥いでいるうちに刃が細くなっています。

完成リードのまま計れるメーター。
このメーターを買うと色々な人のリードの写真と厚さのデータの載っている小冊子が付いてきます。
G.パッシンやG.シュマルフースなどのリードのデータも載っています。
私のリードも載っています。
ダイヤルキャリパーに関しましては、下記で扱っています。
このダイヤルキャリパーのお問い合わせは
E-mail(河野)
kono1125●gmail.com メールされる時は●を@に変えて下さい

私のリードの巻きかたです。結び目が残らず奇麗に仕上がりほどける事もありません。引っ張る方の糸はあまり太い糸は使えません。リードを巻く糸かそれより少し細い位が適当です。無理をして太い糸で引っ張るとチューブが変形してしまいます。