オオアリクイ Giant Anteater
体調不良のため、現在オオアリクイの展示は終了しています。
野生のオオアリクイはシロアリの仲間を一日に2~3万匹も食べているそうです。この大きな体を維持できるだけのシロアリが生息地に存在することも驚きですが、そのような場所に暮らしている人たちは、どんな暮らしをしているかも気になります。少なくとも立派な家を建てて調度品をそろえてなどとは夢にも思わないのではないでしょうか。
中央アジアの高地 モウコノロバの横にもオオアリクイが展示されています。
オオアリクイの展示場。左手の階段を降りるとガラスの観察窓があります。両方とも南向きで、とてもまぶしくて見にくい展示場です。オオアリクイでなくてオオミニクイです。
こちらが下にあるガラスの観察窓。まぶしくて、目をガラスにくっつけないと何も見えません。曇りの日ですとレンズをガラスにくっつければ写真も写せます。晴れた日には雰囲気だけは良いのですが非常に見にくいです。
曇りの日にガラス越しに撮影したものです。太陽がなければ眼前にオオアリクイを見る事が出来ます。
オオアリクイは展示場の中をぐるぐると歩き回ります。
小川の中でも平気なオオアリクイ。水に関してはまったく大丈夫のようです。
晴れた日に上の観察場所から下の展示場に向かって撮影したものです。ガラス窓からは晴れた日は反射が厳しくて綺麗に見る事が出来ませんでした。
オオアリクイ Giant Anteater
- 学名:Myrmecophaga tridactyla
- 分類:貧歯目 アリクイ科
- 分布:グァテマラからアルゼンチン
- 生態:草原や林などに単独で棲む。前肢の大きな爪で蟻塚や朽木を掻き崩し、粘着力を持つ長い舌で中にいるシロアリなどをなめ取って食べる。歯は無い。歩く時は前肢の爪を内側に曲げ、手の甲側を地面につける。
- 食べ物:アリ、昆虫
よこはま動物園ズーラシアのプレートより転載
オオアリクイには歯がありません。長い舌でアリをからめて食べています。細い穴にも顔が差し込めるよう、こんな細長い顔になったのでしょう。ここからまた長い舌が出ます。
違う角度から見たオオアリクイ。
ポイント
動物園では膨大な数のシロアリは調達できません。そこで代わりの餌をあげています。動物園も色々工夫をしているそうです。詳細は現地にて。
オオアリクイ Giant Anteater
- ★★★☆☆ パフォーマンス
- ★★☆☆☆ 可愛さ
- ★☆☆☆☆ 見やすさ
- ガラス窓からも見れますが、逆光が厳しいです。上から眺めるほうが下を見るので少しは楽です。
by Explorer よこはま動物園ズーラシア