ハエトリグサの捕虫




二枚貝のような葉には、3本ずつの針(感覚毛)があります



虫がその針に、間をあけて2回さわると・・・・・・・・・



葉がすばやく閉じます!!
虫がもがけばもがくほど、葉はぴったりと閉じていきます。
(しめつけ運動)



消化、吸収され、7~10日ほどで再び葉は開きます。
殻や羽などの硬い部分は、溶けずに残ります。

何故2回目に触ると葉が閉じるかと言うと、一回目で葉が閉じてしまったら、
入ってきた虫の頭しか、捕まえられない可能性もある。
2回目というのは虫を確実に捕まえるためのハエトリグサの知恵なのです。
死んだ虫を入れて葉を閉じさせても、閉じた葉の中でもがいたりせず感覚毛への第2第3の接触が起きないため、葉のしめつけ運動も起きず、ぴったりとは閉じないし、消化液も出ない。
つまり食べることは無く、2,3日でまた開いてしまう。
葉を閉じるのには大変なエネルギーを使うため、触って遊びすぎると株が弱って黒くなって死んでしまう。

箱根湿生花園の夏休み食虫植物教室のパンフレットより