写真データ消失に備えて


フィルム時代と違って画像データは一枚のサイズも画像の数量も大きくなる一方です。必要ない写真は捨ててしまうのも重要ですが、一枚ずつのサイズを圧縮することも必要かと思います。
一枚のサイズが6Mbなどというのは、今では普通のデジカメでも一般的なサイズですが、これをCD一枚に保存しようと思えば100枚ちょっとでいっぱいになってしまいます。
DVD、ブルーレイと容量が大きくなっても画像サイズとの競争になってしまいますので、少しでも軽いほうが保存しやすいかと思われます。現在の実用的な画質を思えば、将来も恐らく一枚のサイズが100Mbなどという時代はまさか来ないと思われます。
データはHDDと同時にDVDなどのメディアにバックアップしておくのが一番安全ですので、メディアがあまり増えすぎるのも管理上大変です。メディアの寿命も10年以上先の事はわかりません。心配するときりが無いのですが、10年ごとに焼きなおす事も必要かもしれません。
DownsizeAll は名前のとおり簡単にサイズの変更か圧縮率の変更などが出来ます。すごく便利なソフトですが、各々のデータに付属しているExif情報が消えてしまいます。日付や情報が必要ないのでしたら、使い方も簡単ですのでお勧めのフリーソフトです。

デジタル写真データには日付などのExif情報が含まれていて、これを残したままサイズを小さく出来るソフトは限られます。
無料ソフトでこの用途に使えるのは IrfanView (個人使用に限定でフリー)です。最高何枚まで一括して圧縮出来るかは試したことが無いのですが、数百枚でしたら問題なく出来ました。圧縮率にもよりますが、高画質で撮影した画像でしたら70%の圧縮率で平均3分の1程度にすることが出来ます。日本語化モジュールへのリンクもあります。


起動すると日本語化モジュールはあるんですが、今のところ結構な確率で文字化けします。


文字化けした時は オプション>基本設定 画面で、下の方にある 「起動時にUmicode Plugin を読み込む」のチェックを外します。

ファイルを変換するには ファイル>形式/名前の一括変換 を選びます。

ファイル形式の一括変換ウィンドウが出ますので、右上の変換したい画像のあるフォルダを指定して、変換する画像を選んで下に並べます。全部一括変換したければ 「全て追加」でOKです。
左手の設定で圧縮率などを設定して保存フォルダを指定したのち実行すれば思い通りに変換されます。

今は次々と保存するストレージの方も大きくなっていますので、今後はそのまま保存しても困らない状況になるかも知れません。
圧縮してしまうとその後の加工は難しくなりますので、圧縮する前に多くの写真を一括して加工するにはGoogleのPicasaが便利です。
海の写真や地平線などの角度が目立ちやすい写真の角度修整なども簡単に出来るのと、一括してコントラストや色味を自動でよい感じに修正出来ます。
細かい修正は無理ですが、普通の写真でしたらこれで十分と思います。ただし、修正して保存してもサイズは殆んど変わりません。あと、サイズが変わらないのに、修正項目が多いと画像の劣化が結構あります。