大倉山記念館
階段を登ると大倉山記念館前の広場に出る。広場のかたわらに金属で出来た大倉山公園の地図がある。もともとは若干の色付けがされていたが、緑がわずかに残っているくらいで、風雨にさらされて汚れが目立つ。
大倉山記念館正面。正面にはギリシャ神殿のような4本の柱がある。もともとは明治の実業家で教育者の大蔵邦彦が大蔵精神文化研究所の本館として造ったが、現在は横浜市の所有で、館内の一部を研究所および付属の図書館として使用している。
記念館正面のドアは2重で外側のドアは日本では珍しい緑色。大倉山の樹木の色と合わせるためか、緑色が精神的に良いのかは不明。
正面扉の右側には公益財団法人 大倉精神文化研究所付属図書館の表札が出ている。建物に入って右手が付属の図書館となる。
正面玄関の前には講演会の案内が置いてあった。2012年に大蔵精神文化研究所は創立80周年を迎えたそうで、研究所設立目的の一つである「東西文化の融合」 があり、異文化交流、東西文化融合に活躍した岡倉天心を講演の主題に取り上げていた。
玄関を入って右手に付属図書館がある。
大倉山記念館正面には階段が設置されて正面は定員80名のミニホールとして多くの演奏会、催し物に活用されている。
中2階からホール入口を眺める。80年を経ても納得の建造物は、当時としてはとてつもない費用で造られたであろう事が想像できた。
館内に第25回大倉山観梅会のポスターが貼ってあった。平成25年に25回ということは平成元年から始まったということらしい。
大倉山記念館の右手に財団法人大蔵精神文化研究所の入口がある。半地下に降りていくが地下室に下りるわけではなく窓は十分にある。