
カラスは人が少ない時が特に危険
トンビは人が込み合うときに被害が多いので、インパクトのあるひったくり風景も相まって、立派な注意喚起の看板も作られているけれど、カラスの被害も負けてはいません。カラスは警戒心が強く人出が多い時には近寄って来ません。しかし人出が少なく、荷物が砂浜に飛び飛びに置いてあるような日は注意が必要です。カラスはバッグやリュックのファスナーも簡単にくちばしで開けてしまいます。
ファスナーの引手に布などが補助でついていたりすると、もっと簡単に開けてしまいます。一度やられたので補助の布を全部外して実験してみましたが、やっぱり簡単に開けられました。カラスの被害を防ぐにはファスナー部分を下にしてバッグをひっくり返して置くのがベスト。
一旦ファスナーが開けられてしまうと、中のものを引っ張り出して、もし食べ物があろうものなら突っつき回し、一気にバラバラに広げてしまいます。この状態になると、仲間が襲来し手が付けられなくなるのです。海の公園ではカラスはあまり縄張りを主張せず、ハトやスズメにもおすそ分けをしているように見えます。

しおらしいたたずまいだがウソの様に悪さをする
鳥類的には仲間同士仲良くてほほえましいのですが、3種類の鳥類がそろい踏みで大暴れ状態になると、人間にとってはどうする事も出来ません。追い払うのは簡単ですが、他人の荷物がその状態になると、それ以上どうするのが正解なのか私にも分かりません。被害者はのんきに広い海のどこかで、貝を掘っている訳ですから、教えてあげる事も出来ないし、ゴミではないので承諾を得ずに片付けるのも違うし、ずっと見張っているわけにもいきません。
トンビには有効のワンタッチサンシェードもカラスには無力。ボリ袋等を引っ張り出すのは得意中の得意なので、食べ物を見つけたとたん引っ張り出してしまいます。留守番がいないのでしたら、全体が完全に閉められるテントのファスナーを、しっかり閉めてから海に入るのが正解でしょう。テントの縦に延びるファスナーにはカラスもさすがに手が出せません。横向きのファスナーは少々長くても開けてしまいます。
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