
2020年5月11日立ち入り禁止中の野島海岸
海の公園がダメなら隣の野島へ、という考えも無駄な抵抗で、野島も同様に一帯が網に囲まれ、やはりガードマンが常駐していて、網を突破しようものならすぐに大声で注意される始末。網の突破を試みた蛮勇もいたようですが、恰好の新聞ネタになってしまいます。さっと採ってさっと逃げるという、柿泥棒のような早業は潮干狩りでは不可能なので、ガードマンがいる日は潮干狩りは到底無理でした。

海の公園に設置された防護網と案内板。
網で海岸が閉じられる日は潮干狩りに適した潮が引く日だけなので、潮が引かない日は一部の網が開けられ、海岸に入れるというスケジュール表も張られていました。潮が引かない日には海岸には人は殆ど入らないので、誰もが潮の引く日を狙っています。網が開けられる境目の日は、何とか潮が少しだけ引く日なので、狙って出かけたりもしたのですが、誰も採っていない筈なのに、何故か収穫は大したことはありませんでした。

サザエフォンとハマグリフォン
海岸が立ち入り禁止になった事で、海に入る楽しみがなくなった私は、海の中にいる感覚が味わえないかと、サザエフォンとハマグリフォンを作ってみました。これをヘッドフォンのように装着してお風呂に入り目を閉じると、海の公園の海の中にいる感覚を味わえるのではないかと考えたのですが、効果のほどは思わしくありません。貝殻で波の音が聞こえるのは本物の波があればこそで、お風呂の音や車の音が波の音に変換されるわけではなかったのです。
風に強い日に外で装着すると、風の音が無理やり波と思い込めば波かな、位の効果はあったような。何となく貝殻を耳に当てれば海の音が聞こえると思っていたのは、ただの思い込みだったようです。貝を耳に当てて聞いている波の音は、結局は増幅された本物の波の音だったと解明できたので、知識を得たという面では、作ったのもあながち無駄ではなかったようです。こんな事でも、海は海でやはり代わりは無いのだと思い知った次第です。
潮干狩りソング第20弾 潮干狩りメモリーズ
https://youtu.be/aQYfKg4-VbYハマグリフォンを付けて干潮を待ってみる。
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