
海の公園南側

同時刻の海の公園北側 こちらは人が殆ど見えない 南風で波も高い
夏のある日、海岸の中央部から北と南を見てみると、潮干狩りをやっている風景がまったく違ったので写真を撮ってみました。南側はそれなりに潮干狩りをやっている人達がいて、海の公園らしいのですが、北側は子供が数人下を向いている位で、本格的に掘っている人はいないようです。南風の影響をもろに受けて波が立っています。こんな感じで2年続けて何も採れなかったら、もう海の公園には、しばらくは来てくれないでしょうね。
南側に行ったらアサリはいるのに、やはり沢山の荷物をもって何百メートルも歩くのも大変なのでしょう。そもそも南側ではアサリが採れている事を知らない可能性もあります。こんな状況がずっと続いているので、海岸南にある磯浜駐車場の方は駐車台数が少ないこともあって休日にはすぐに埋まってしまうようになってしまいました。
かつてのように海岸の北側でも沢山のアサリを採れる時代が来れば良いのですが、近年は南北で差は広がるばかりというのが現実なのです。

海の公園の北側はアサリの減り方が激しい 人もすっかり減ってしまった
アサリの資源量は不安定でしたが、それでも少しずつ、あの楽しかった、かつての海の公園に戻ろうとしていました。
2016年17年と不漁が続き、そろそろ周期的にアサリが戻って来るのではないかと期待された2018年、前年の大不漁をはるかに上回る、前代未聞の超絶不漁に見舞われ、海岸全体でアサリの姿が消えてしまいました。この年には南側でさえアサリは殆ど採れない状態でした。

アカニシは採れたんですけどね
アサリはいなかったのですが、アサリの天敵であるアカニシは大発生し、沖のアマモの周りで採れ放題採れました。なにも採れないよりは良いのかも知れませんが、アサリがまったく採れないのは、やはり寂しい年でした。
と思ったら2019年は、久しぶりの狂ったような豊漁に。この年は海岸の北側にもアサリが繁殖し、久しぶりに潮干狩り客を喜ばせました。しかしアサリが無くなるのも早く、夏に入るといつものように、海岸の南側の一部でしか採れなくなってしまいました。
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