海の公園に寄せて


巨大カイマキの規制



プロ用のカイマキを公園内で使うのはいけません

 幅40㎝を超える大型のカイマキ(かご付きの貝採り器具)を使って沖合でアサリを大量採取する人たちの姿は、毎年シーズンになると必ず干潟の小悪人としてテレビ各局のワイドショーやニュースで連日放送され、顔にぼかしは入れられているものの、突撃リポーターに追いかけ回されたり、開き直ったりする姿がお茶の間をにぎわしました。


規制施行前年2004年4月18日の海の公園

 2004年まではカイマキマンだけではなく、一般の人達も採りたい放題のアサリを持ち帰っていました。アサリもそれだけ採れたのでゴールデンウィーク前でも、沢山の人達が海の公園を訪れてアサリを採っていました。そして毎年ゴールデンウィークで潮干狩りは最大限に盛り上がり、海のアサリは採りつくされるという事が、毎年繰り返されていました。



アサリ大量採取対策本部



アサリ大量採取対策本部の手書きの看板2005年


 さすがにカイマキによる大量採取者だけではなく、潮干狩り客の増加とともに、各人が持ち帰るアサリの量が半端ではなく、毎年ゴールデンウィークを過ぎたとたんに、アサリが海岸から消滅するあまりの事態に横浜市が遂に動きます。

 横浜市は2005年、アサリ大量採取対策本部を海の公園に立ち上げ、無法地帯と化していた海の公園の潮干狩りに対する規制に乗り出します。当時の新聞を読むと、岸から150メートルまでが公園区域だったのを、沖合350メートルまでと公園区域を広げ、条例によって器具と採取量を規制する。これにより干潮時でも人が歩いて行ける場所はすべて公園内という事になったわけです。大型器具を使う人たちは主に沖合150メートル強の地点でアサリを採っているので、沖合150メートルより沖の大量採取者に、新条例の網を被せてしまおうという目論見だという事です。

 その当時は確かに沖合には大型のアサリは沢山いましたが、現在はごく岸に近い場所にしかアサリはいないので、逆にこの改正が再び役に立つような、沖合にもアサリが繁殖するような日が来ることを願いたいものです。


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史上最強の潮干狩り超人